目次
1 文明の定義と文明史観
2 地球と人類の誕生
3 人類の出アフリカと文明誕生の条件
4 都市と商人の誕生
5 交易の歴史的変遷と文明
6 二一世紀のヒトとモノの移動と文明
著者等紹介
黒田勝彦[クロダカツヒコ]
1942年生。京都大学工学部・同大学院修士課程土木工学専攻修了、京都大学論工博、同大助手・講師・助教授を経て1992年熊本大学工学部建設工学科教授、1994年神戸大学工学部建設学科教授、現在:神戸大学名誉教授。国土交通省交通政策審議会港湾分科会会長、神戸港・舞鶴港・兵庫県・大阪府・和歌山県港湾審議会会長など歴任。国土交通省交通文化賞、日本航海学会論文賞、日本沿岸域学会功労賞、その他多数受賞。著書に、『日本の港湾政策』(編著:成山堂書店、住田海事奨励賞)などがある
小林ハッサル柔子[コバヤシハッサルヤスコ]
1970年生。オーストラリア国立大学(アジア研究)博士、ロンドン大学東洋アフリカ研究学院修士、東京女子大学修士、東京大学大学院文化研究科専攻博士課程単位取得満期退学。シンガポール国立大学、オーストラリア国立大学、オーストラリア連邦政府産業革新科学技術省等の海外勤務を経て、2016年に大阪大学大学院文学研究科に勤務し、2019年より立命館大学グローバル教養学部准教授(任期付)として勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Miyoshi Hirotaka
14
輸送の十大革命は文明と深いつながりを持っていた。半数は紀元前に、次の3つは最初の千年紀に起った。わが国はここで世界の交易路とつながった。内燃機関やコンテナの発明は次の千年紀末だった。無名のイノベーターにより物流の風景が変わった。港町をモダンからレトロに変えたのはコンテナ輸送。荷役作業が劇的に合理化されたため、港町は詩情豊かな文明と異文化の交差点からモノの通過点になった。一方、物流なくして文明なし。物流の発達と帝国形成は表裏一体。有史以来、人類はどこかの帝国に属し、その物流の栄枯盛衰と運命を共にしている。2024/11/05
Go Extreme
2
文明の定義と文明史観 地球と人類の誕生 人類の出アフリカと文明発生の条件 都市と商人の誕生: 交易の歴史的変遷と文明: 二一世紀のヒトとモノの移動と文明: 文明と交易(人類の歩んだ足跡) 交易が生んだ都市文明: 丸木船の発明 車輪の発明とロバの家畜化 木造帆船と騎馬の発明 チャリオットの発明とロバの隊商 遊牧騎馬民族とラクダの隊商 シルクロードの夜明けとインド洋航路の発明 ジャンク船 キャラベル船の開発と大航海時代 動力輸送機関の登場と産業革命 コンテナの発明 21世紀のヒトとモノの移動と文明2021/07/19
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