内容説明
凄まじい爆発、噴きあげる水柱、船艙に流れ込む海水…。第二次世界大戦で犠牲となった船員六万余。その御霊は、海なお深く眠る…。否応なく戦火に巻き込まれる若き少年海員たち。軍事主義下、彼らは非人間的、消耗品なみの扱いを受けた。戦後70年を過ぎたいま、徴用された船員たちの手記を公表する。
目次
第1章 緒戦の海―昭和16年~17年/開戦当時の海上輸送
第2章 制海権なき帝国シーレーン―昭和18年/南方海域、昭和19年/北洋方面
第3章 戦火の海の標的となって―昭和16年~20年/反復被災を生きのびた船員たち
第4章 特攻船団の潰滅―昭和19年~20年/断末魔の海上補給路で
第5章 受難の傷あと―昭和20年~敗戦/痛恨の記憶を胸に
第6章 残された者の戦記―遺族の思いはいまも海に