感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェルナーの日記
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ウェーバーの作品を読み解くとき、必要不可欠な概念がある。いわゆる人間における経済活動であり、人間の営みを生産と消費(有形・無形を問わず)と捉え、各個人から、家族、地域(村・都市など)、団体(政治団体・労働団体など)、国家、宗教など等を共同体(シャフト)として定義し、各個別における形態比較・分析・成り立ち等を考察する手法を基底におくことである。本書は、上記のおけるシャフトの法律の形成・形態を考察したもので、資本主義を中心とした民主主義は西洋においてのみ確立され、東洋においては成立しなかったと結論付けている。2013/12/19