大学の社会経済史―日本におけるビジネス・エリートの養成

大学の社会経済史―日本におけるビジネス・エリートの養成

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  • サイズ A5判/ページ数 295,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784423851005
  • NDC分類 377.21
  • Cコード C3033

内容説明

日本の大学は19世紀前半の社会情勢を背景にエリート養成機関として出発し、その後、帝国大学の成立を画した帝国大学令(明治19年)、私立大学を制度化し、大学の大衆化を促した大学令(大正7年)、さらに戦後の教育改革により単線型のシステムとして再編された新制大学、そして今日の大学改革をもたらした体学設置基準大綱化(平成3年)と、社会経済環境の変化と不可分に展開してきた。大学は家計に対し教育サービスと学歴を提供し、企業には有用な人材を供給してきた。就職と昇進における高学歴の有利性と所得上昇が、戦後、大学入学者を著しく増加させ、今では18歳人口の5割近くに及び、大学の大衆化による学力とエリート養成機能の低下が深刻となって、大学は構造的な多臓器不全に陥っている。本書は学歴社会が、入試による人材選抜や分断された労働市場をはじめ終身雇用、年功序列、内部昇進など日本的雇用慣行に与えた影響を、豊富な事例と資料により経済史・経営史の視点から分析、さらに欧米の教育制度との比較を加えて、大学の近未来像を示唆する。

目次

大学の社会経済史
第1部 高等教育制度の概観と比較(日本における近代高等教育制度;日本の経済発展と高等教育;欧米諸国における高等教育とエリート層)
第2部 大学とビジネス・エリート(日本における「大学」の誕生;大学黎明期における理念と実践―高田早苗と「大学令」への道;高等教育機関成立期の入学試験制度;日本の高等教育システムと企業 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takan0ri0

2
295ページの専門書なのに何故か14ページしかないことになっている。パンフレットかw2012/09/29

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