内容説明
服藤弘司先生は、1967年4月、金沢大学法文学部より東北大学法学部に赴任された。本書は、そのとき以降さまざまなかたちで先生から研究上の指導・助言をいただいた吉田正志、梅田康夫、伊藤一義、本間修平、藪利和、大平祐一の6名が、先生の長寿を祝し先生の学恩に感謝の意を表すため、日頃の研究成果を論文集にまとめたものである。
目次
院政前平安期における土地相論―裁定機関とその管轄について
東寺領山城国上桂荘をめぐる紛争について―暦応二年の東寺庭中申状を中心にして
訴えの保障―近世訴状箱(目安箱)制度の研究序説
江戸幕府目付の月番制について
御定書七一条(人殺并疵附等御仕置之事)の実効性について
明治初年のある代書・代言人の日誌―『出堺日誌・第三号』の紹介