小学館文庫<br> 道

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小学館文庫

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  • サイズ 文庫判/ページ数 736p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094072976
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

この人生は、本当にひとつなのだろうか。

男は、どん詰まりの場所にいた。
二年半前の大学生だった娘の交通事故死。そこから精神の変調を来たし、二度の自殺未遂の隘路から抜け出せない妻。
あれを試すしかないのか―。
かつて、高校受験に失敗した直後、失意のうちに目にした「道」というタイトルの一枚の絵。そして、そのあとに訪れた名状しがたい不思議な出来事。
40年ぶりにその絵を目にした男は、気が付けば、愛娘の交通事故が起こる直前、二年半前の三軒茶屋交差点の現場に立っていた―。

内容説明

大手食品製造会社で要職を担う唐沢功一郎は、人生の袋小路にいた。二年半前に起きた、大学生だった娘の交通事故死。そこから精神の変調を来たし、二度の自殺未遂の隘路から抜け出せないままの妻。やはり、あれを試すしかないのか。かつて、高校受験に失敗した直後、失意のうちに目にした「道」というタイトルの一枚の絵。そして、そのあとに訪れた名状しがたい不思議な出来事。四十年ぶりにその絵を目にした功一郎は、愛娘の交通事故が起こる直前、二年半前の三軒茶屋交差点の現場に立っていた―。

著者等紹介

白石一文[シライシカズフミ]
1958年、福岡県生まれ。2000年、『一瞬の光』でデビュー。2009年、『この胸に深々と突き刺さる矢を抜け』で第二十二回山本周五郎賞、2010年、『ほかならぬ人へ』で第一四二回直木三十五賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

遥かなる想い

86
人生の岐路に立った男女の物語である。 一枚の絵により 過去にタイムスリップし、 人生が変わっていく…よくある設定だが、 心理描写はさすがに上手い。 二つの世界を行き来しながら、功一郎は 知らなかった秘密を突きつけられていく …安易すぎる展開が鼻につくが、 真実を前にした功一郎の潔さは 男っぽい。この本で著者は何を描きたかったのだろうか? 読みやすいが、不可思議なパラレルワールドだった。 2025/07/09

nanako

20
ここ暫く記録していなかったのですが、今年からまた記録していきたいと思います。 今年、最初に読んだのは、好きな作家である白石一文の「道」。最近の著者の作品に多く見られる「人智を超えた運命的なもの」を描いた作品。途中から、(タイムリープものなのですが)訳が分からなくなってきますが、著者の中ではきっちり整理できているんだと思います。難しいことは抜きにして、この分厚い本(724ページ!)を一気に読ませてしまう著者の力量は健在でした。面白かったです!2024/01/07

練りようかん

16
白石氏による別の世界に飛ぶ作品群の集大成に思えた作品。妻の鬱症状と自殺未遂で介護破綻が見え、願い通り過去にタイムスリップ。しかし元の世界に3.11はなく、1人を救うために何万人も死んだと思うのが辛い。どんな出来事も2つの世界のズレを疑い、知りたくなかった事実や余波のダメージを最小限にする対処はパラレルワールドものとしてよくあるが、本作の面白いところは飛んだ先で元の世界を救う手立ての模索。パラレルなパートナー意識、悲劇の総量は決まっているという悟り、意外な治療法、シンボルの絵画、物語の襞がとても良かった。2025/07/26

Copper Kettle

7
食品会社に勤務する主人公は今の私より少し上だがほぼ同世代。娘を不幸な事故で亡くし、妻はそのショックから立ち直れずに鬱病が発症している。自分がそんな状況だったら...などと思いながら読み進めていくと物語は意外な展開を見せていく。たしかに「我思う、故に我あり」はひとつの真理ではあると思うし、だから世界が存在するということも分からなくはないが、私には主人公の選択はやや自分勝手のようにも感じられた。最後はそのことに気づいたようだが。逆に言えば「今を生きる」ということがどういうことなのか、その意味を示しているのかも2024/04/13

5
日常、街角の情景描写が少し多いですが面白かった 「一億円のさようなら」読了ご続けて読んだので女性たちの描写に少し似通った性格に頭が追い付いて行けなかったけれど此方も魅力的な女性たちでした。 物語は少し奇抜で複雑だけどまぁ~タイムリープものですね、この本も500ページ超えの長編ですが一気に読めます 下記は刊行記念インタビューです https://shosetsu-maru.com/interviews/authors/kshiraishi_michi2024/01/07

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