内容説明
本書は，２０世紀における社会科学方法論を、思想闘争に対する問題解決という観点から問し直し、新たな自由の論じ方を豊かに提示する現代自由学芸の騎士による挑戦の書である。方法論が思想の機能を担う「方法の思想負荷性」およびその「脱思想化過程」という分析手法を用いて、資本主義と社会主義のシステム選択という経済思想の大論争に、斬新なメスを入れる。
目次
第１部 方法の思想負荷性
第２部 負荷される思想の分析
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ステビア
2
修論にしてこれ。この人の優秀さには本当に絶望する笑2013/09/25
KAZOO
1
自由主義者として最近、話題になるハイエクとポパー、ミーゼスについての著者の修士論文をさらに加筆したもので、上記三者については非常にわかりやすく論じてくれています。本来的にはこれらの著者の原典をあたるべきなのでしょうが、それらのエッセンスをかみ砕いてくれて説明してくれるのでやはりこの本から入るほうが楽だと感じます。2013/03/22
inu
0
何年ぶりかの再読2020/07/02
