内容説明
「法の支配」という視点から平和構築活動に迫った本書は、第1部において国連文書等の分析を通じ基本概念の説明を行い、さらに思想的・歴史的背景を描出することで全体像を浮き彫りにする。第2部では和平合意・選挙活動・法執行活動・司法活動など問題領域ごとに各地の平和活動の実情を具体的に検討し、実践の要請に応え得る戦略的モデル「法の支配アプーチ」を提示する。日本の国際貢献を巡る議論に確固たる視座を与え、多くの人の夢―戦争のない世界―実現に向けて放たれる、国際政治の最前線を踏まえた鮮烈なメッセージ。
目次
第1部 理論的分析(平和構築活動の位置づけ;法の支配概念の内容)
第2部 機能的分析(和平合意;選挙支援活動;法執行活動;司法活動)
著者等紹介
篠田英朗[シノダヒデアキ]
1968年生。早稲田大学政治学研究科修士課程終了後、ロンドン大学(LSE)で国際関係学Ph.D.を取得。1999年より広島大学平和科学研究センター助手(専任研究員)
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