内容説明
本書は、大司教バルドゥイーンBalduin時代(1307‐54年)のトリール大司教領について、領域権力としての大司教のランデスヘルシャフトの生成と発展に対する城塞の国制史=法制史的意義を追究したものである。
目次
第1章 14世紀トリール大司教領における城塞とランデスヘルシャフト―城塞レーエン政策の視角から
第2章 トリール大司教バルドゥイーンの城塞政策と領邦国家―レーエン制の視角から
第3章 トリール大司教領国における城塞と領域政策
第4章 トリール大司教領国における城塞とアムト制―大司教バルドゥイーンの治世(1307‐54年)を中心として