出版社内容情報
本書は、フライブルク大学の一九三七年夏学期の講義を収録する。ニーチェ哲学の根本思想の一つ、永遠回帰思想の解釈を試みる本講義は、一連のニーチェ講義の一部である。Nietzsches metaphysische Grundstellung im abendlaendischen Denken(1986)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひろゆき
1
1937年の講義録。ニーチェの等しいものの永遠回帰。第一部ではその教説の暫定的説明として、ニーチェがどのように伝達してきたかを「悦ばしき知識」「ツァラトウストラ」「善悪の彼岸」などから辿る。ハイデッガーにしては平易で親切な叙述で、「ツァラトウストラ」などは手におえなかった私としては、永遠回帰が初めて理解できたような気がする。言葉にした途端に陳腐となり、内容を取り逃がしかねない教説。だから「ツァラトウストラ」の詩のような叙述となったわけか。第二部は、西洋哲学の歴史でのニーチェの位置について。哲学の円環を閉じ2012/04/28
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