ニーチェ・ヨーロッパのニヒリズム〈第2部門〉講義(1919‐44)

ニーチェ・ヨーロッパのニヒリズム〈第2部門〉講義(1919‐44)

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  • サイズ A5判/ページ数 330,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784423196281
  • NDC分類 134.9
  • Cコード C3310

出版社内容情報

1940年第二学期講義。ニーチェのテクストを通してニヒリズムの本質を考察する。

内容説明

本書はハイデッガーが1940年夏に行った講義録の全訳である。

目次

序論 主標題と、ニーチェ形而上学の歴史的要請をまず提示する
第1部 力への意志の形而上学における価値思想と、西洋歴史の根本的出来事たるニヒリズムの隠れた本質
第2部 価値思想の淵源への問い―有るものへの人間の関係を見やって、形而上学をより根源的に理解しようとする立場から
第3部 主体性の優位およびその展開の隠された根拠である真理と有の本質変移。価値思想から思惟された主観性の形而上学、ニーチェの力への意志の形而上学が、西洋形而上学の完成であること
結尾 有と有るものとの忘却された区別づけと、形而上学としての西洋哲学の終焉

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひろゆき

2
等しいものの永遠回帰説をニーチェの著作に表れた様々なしるしを丹念に追うことで解説していて、ハイデッガーなのに本当にわかりやすい(言い過ぎか、比較的わかりやすい)。言葉で表現すると、すぐに霧散するような説ですから、豆腐を素手で運ぶような慎重さです。ま、親切なのは間違いない。大学での講義ですから。神を求め、神の不在と格闘する無神論。西洋の精神に位置付けられるもので、神の不在のような東洋日本人としては、やや困惑の結論。2014/02/19

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