出版社内容情報
プラトンの洞窟の比喩と『テアイテトス』 1931/32年冬学期。『ポリテイア』と『テアイテトス』への注釈。
目次
第1部 アレーテイアの「本質」への目配せ プラトンの『ポリテイア』における洞窟の比喩の解釈(真理生起の四つの段階;善のイデアと非秘蔵性;非真理の本質への問い)
第2部 非真理の本質への問いに関するプラトン『テアイテトス』の解釈(予備考察;テアイテトスの最初の答え「επιστημη〈知〉はアイステーシスである」の究明開始。知覚の本質の批判的限定;認取することの完全な関連を一歩一歩展開すること ほか)