中国学芸叢書<br> 中国の科学思想―両漢天学考

中国学芸叢書
中国の科学思想―両漢天学考

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  • サイズ B6判/ページ数 320,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784423194126
  • NDC分類 402.22
  • Cコード C1340

内容説明

中国の科学は西欧の近代科学と違い、神秘のベールに包まれてきたが、歴史上の三大発明や紙の発明、さらに中国の三大科学(天文暦数学・医学・農学)と三大技術(紡織・陶磁器・建築)など巨大な結果を生みだしてきた。中国の科学思想は漢代を中心に基本の枠組が形成され、以後二千年にわたり影響を与え続けた。本書はその中で中核的な役割を果たしてきた天文暦学の思想的分析により、中国人の科学的思惟の原型である、自然現象と社会現象を統一的に捉えようとする思考構造を明らかにする。

目次

序章 中国の自然科学
1 術教学
2 受命改正朔
3 太初改暦と司馬遷
4 劉〓の三統哲学
揚雄と『太玄』
4 後漢の四分暦と蔡邑の律暦思想
終章 天学

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

水紗枝荒葉

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漢代において天文暦数学は国家楽・人文学と様々な方法で結びついていた。それは儒教経典の五経(六経)に関する経学であり、神秘化した経学ともいえる讖緯説であり、卜筮であった。本書は漢代の暦学を主題としてこの豊かな思考領域を描き出す。2024/12/10

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