ポール・リクールの思想―意味の探索

ポール・リクールの思想―意味の探索

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  • サイズ A5判/ページ数 234,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784423171042
  • NDC分類 135.5
  • Cコード C3010

内容説明

本書は、「行為し受苦する人間」と「意味を贈与する言葉」をキーワードに、難解なリクール哲学の全体像を、その根本的な問題関心から描き出す試みである。

目次

序論 リクールの思想の統合的理解のために
第1章 行為し受苦する人間―反省哲学と悪の問題
第2章 意味を贈与する言葉―解釈学
第3章 「よき生」を求めて―倫理思想
第4章 「はたらき」としての存在―存在論
第5章 リクールの哲学とキリスト教―詩学

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nranjen

3
多方面、多岐にわたるポール・リクールの思想の全体像を把握させてくれるような、著作の「導きの糸」となる本だと思う。まるで樹木図のような基本的な概念の位置付けが可能になったと思う。非常にわかりやすく、明晰に論じられていて、その意味でも大変勉強になる。2021/06/21

とある葉鍵厨

2
リクール研究には幾つか触れてきたが、その中でも傑出しているように思えた。多方面に拡がっているリクール哲学を包括的な視野の下で捉えようという野心的な試み。2012/10/04

Bevel

1
行為することで苦しむのが人間で、その苦しみを反省することで、出来事としての言語が生まれる。これを解釈することで、自分は自分であるという証言の前提のもと、自己は出来事を自己化する。ただ、常に自己は自己において不均衡であるので、出来事は常に未完了の媒介となる。と前半部分をまとめてみた。後半はうまく想像できなかった。あと、後書きの著者の精神履歴の語り口がすごい好き。2010/02/03

コマイヌ

0
メモは別紙 語ってることは語りたいことなんだけどただしく語るなんて出来るんだろうか2016/11/29

Mio

0
もーほんとに杉村先生のリクール解釈が好き。他を同に組み尽くさず、解釈を経て生を探索し続けるというリクールの姿勢を鮮やかに捉えていると思う。私もこの角度からリクールを読みたい。他の先生と随分違う読みだなと思ったら宗教哲学から入ってるからなのかな?2024/08/05

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