中世哲学研究<br> アウグスティヌスの根本問題

中世哲学研究
アウグスティヌスの根本問題

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  • サイズ B6判/ページ数 387p
  • 商品コード 9784423170052
  • Cコード C3010

感想・レビュー

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kentaro mori

3
⚫︎アウグスティヌスの神についての思惟は、神へのよびかけとしての祈りから始まる。すなわち彼は、神以外の何者かに向かって「神とは何か?」と問うのではなくて、神自身に向かって、「神よ、あなたは何者ですか?」と問う。それは既に、「問」という形における一つの祈りである。⚫︎神について語りつつ、その語ることの有限性と空しさとを誰よりもよく自覚しつつ、しかもなお神について語らずにはおれないというのが、アウグスティヌス的神学の立場なのである。すなわちそれは、直接的無媒介的な肯定神学の立場ではなくて、たえざる否定によって2025/01/10

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