出版社内容情報
シリーズ「あいだで考える」
不確かな時代を共に生きていくために必要な
「自ら考える力」
「他者と対話する力」
「遠い世界を想像する力」
を養う多様な視点を提供する、
10代以上すべての人のための人文書のシリーズ。
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いま、韓国の文学、音楽、ドラマや映画に惹かれ、その社会や言語に関心を持つ人はますます増えている。本書では、著者が韓国語(朝鮮語)を学び始めた背景、この言語の魅力、痛みの連続である現代史と文学の役割、在日コリアンと言語のかかわりなどを、文学翻訳の豊かな経験から親しみやすく語る。文字、音、声、翻訳、沈黙など、多様な観点から言葉の表れを捉え、朝鮮半島と日本の人々のあいだを考える1冊。(装画:小林紗織)
内容説明
韓国語=朝鮮語との出会い、ハングルに宿る思想と歴史、語る声の深さ、詩の役割、戦争と現代史、在日コリアンのこと―。2つの言葉のあいだは常に揺れ、声にあふれている。10代以上、すべての人に。
目次
1章 〓(マル) 言葉(韓国語=朝鮮語との出会い;隣の国の人々の「マル」;マルに賭ける作家たち)
2章 〓(クル) 文、文字(ハングルが生まれる;文字の中に思想がある;マルとクルの奥にひそんでいるもの)
3章 〓〓(ソリ) 声(豊かなソリを持つ言語;朝鮮語のソリの深さ;思いとソリ)
4章 〓(シ) 詩(韓国は詩の国;植民地支配の下で書いた詩人;現代史の激痛と文学;惑星のあいだを詩が行き来する)
5章 〓〓(サイ) あいだ(翻訳の仕事をしている場所;サイにはソリがあふれている)
著者等紹介
斎藤真理子[サイトウマリコ]
1960年新潟県生まれ。韓国文学の翻訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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