シリーズ「あいだで考える」<br> 隣の国の人々と出会う―韓国語と日本語のあいだ

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シリーズ「あいだで考える」
隣の国の人々と出会う―韓国語と日本語のあいだ

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  • サイズ B6判/ページ数 160p/高さ 17cm
  • 商品コード 9784422931180
  • NDC分類 K829
  • Cコード C0398

出版社内容情報



シリーズ「あいだで考える」

不確かな時代を共に生きていくために必要な
「自ら考える力」
「他者と対話する力」
「遠い世界を想像する力」
を養う多様な視点を提供する、
10代以上すべての人のための人文書のシリーズ。



いま、韓国の文学、音楽、ドラマや映画に惹かれ、その社会や言語に関心を持つ人はますます増えている。本書では、著者が韓国語(朝鮮語)を学び始めた背景、この言語の魅力、痛みの連続である現代史と文学の役割、在日コリアンと言語のかかわりなどを、文学翻訳の豊かな経験から親しみやすく語る。文字、音、声、翻訳、沈黙など、多様な観点から言葉の表れを捉え、朝鮮半島と日本の人々のあいだを考える1冊。(装画:小林紗織)

内容説明

韓国語=朝鮮語との出会い、ハングルに宿る思想と歴史、語る声の深さ、詩の役割、戦争と現代史、在日コリアンのこと―。2つの言葉のあいだは常に揺れ、声にあふれている。10代以上、すべての人に。

目次

1章 〓(マル) 言葉(韓国語=朝鮮語との出会い;隣の国の人々の「マル」;マルに賭ける作家たち)
2章 〓(クル) 文、文字(ハングルが生まれる;文字の中に思想がある;マルとクルの奥にひそんでいるもの)
3章 〓〓(ソリ) 声(豊かなソリを持つ言語;朝鮮語のソリの深さ;思いとソリ)
4章 〓(シ) 詩(韓国は詩の国;植民地支配の下で書いた詩人;現代史の激痛と文学;惑星のあいだを詩が行き来する)
5章 〓〓(サイ) あいだ(翻訳の仕事をしている場所;サイにはソリがあふれている)

著者等紹介

斎藤真理子[サイトウマリコ]
1960年新潟県生まれ。韓国文学の翻訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おたま

72
著者は韓国文学の翻訳家であり、以前読んだ『韓国文学の中心にあるもの』が大変よかったので、この本も読んでみた。比較的薄い本ではあるが、教えられることは多い。副題に「韓国語と日本語のあいだ」とあるように、まさに両方の言語と関りをもつ著者ならではの立ち位置から、この似ているけれど、よく考えると随分異なっている言語について考えていく。その中で、自分とハングルあるいは韓国語との出会いや関わり、さらに日本と朝鮮・韓国の歴史的な関わりにまで話はおよぶ。途中に書かれている本は、初歩の韓国語、韓国文学入門にもなっている。2025/02/20

とよぽん

58
韓国文学の翻訳者、斎藤真理子さんのエッセイ的な文学論?文化論?言語論? 周りを海に囲まれた日本にとって、隣の国・・・とは。考え込んでしまう。一番近いのは韓国か。そして日本と韓国は、その長い歴史の中でとても複雑な関わりをしながら現代に至っている。親疎のほどは・・・。著者によると、とても親、なのだ。日本が朝鮮の人々に対して行ってきた非人道的な仕打ちにも触れながら、韓国語の文字(ハングル)の優れた合理性や、情動的な音の響きが醸す魅力を熱く語る。韓国文学に対して、これまでとは違った面から興味を感じた。2024/12/06

yumiha

37
かつて韓国旅行へ行く前にせめて看板の文字を読めたらなぁとハングル講座を1.5時間×2回通った。でも「ア」だけでも何種類かあって混乱し、近い国でも、じぇんじぇん違う言語体系だと思い知らされて、語学の才能のない私は挫折したことを思い出した本書。マル(言葉)もクル(文字)もソリ(声)もシ(詩)も、奥深い。辞書ではたどり着けないニュアンスだ。そこに韓国という国の持つ歴史が関わっている。朝鮮戦争がいまだ休戦のままだということ、在日コリアンの「朝鮮籍」の意味、神風特攻隊には朝鮮人兵士もいたことなど初めて知った。2025/03/09

フム

35
図書館本。近いところから聞こえてくる知らない音、似ていて/ちがう日本語と韓国語。近年の韓国文学に対する関心の高まりに大きく貢献して来た翻訳家斉藤さんが、ご自身の韓国語との出会いや、背景となる歴史、韓国語が持つ言葉の本質について考察していて興味深く読んだ。茨木のり子さんが50代になってから朝鮮語を学び、詩集の翻訳をするまでになったことをエッセイで読んだ時から、私も韓国語を勉強するようになった。ハングル文字が読めるようになったことの喜びは大きいし、基本的に日本語と韓国語は似ていることが多いことにも驚いた。2025/01/03

ケイティ

31
コンパクトだけど、さすがの斎藤さん。柔らかく明快な文章の中に、蓄積された知見の多層な厚みを感じられて、じっくりと終始興味深い読書だった。独学だけど韓国語を勉強してるので、学ぶほどに魅了されていくハングルの神秘も実感。言語を知ることは、その国の歴史や思考への理解の扉を開く。言葉は生き物で、翻弄された歴史もあり必要に迫られ、韓国語は厳しくも豊かに大切に育てられてきたように感じた。2024/09/20

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