出版社内容情報
門徒に信心を獲得して生きることを説いた蓮如の言葉の真意を、「御文」や「御文章」と呼ばれる蓮如の手紙などから明らかにする。
信心を獲得して生きてほしい──。15世紀の乱世にあって蓮如は門徒に多くの手紙を書いた。「御文(おふみ)」や「御文章(ごぶんしょう)」と呼ばれる仮名で書かれた手紙は皆の前で読み上げられ、門徒たちは生きるよりどころを得ていった。この教えがさびれていた本願寺を再興させる。戦いに勝っても本当の解決にはならない、念仏修行して仏の教えに生きなければならないと説いた蓮如の言葉の真意を手紙や言行録から明らかにする。
言葉編
I 人間を見る目
II 信心のすすめ
III 「念仏もうす」人生
IV 世間との関わり
生涯編
略年譜
蓮如の生涯
内容説明
乱世の不安な時代を生き抜き、本願寺教団を再興した稀有のリーダーに現世の生き方を問う。
目次
言葉編(人間を見る目;信心のすすめ;「念仏もうす」人生;世間との関わり)
生涯編
著者等紹介
一楽真[イチラクマコト]
1957年石川県生まれ。大谷大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学。文学修士。現在、大谷大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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