内容説明
例文と解説で書く気にさせる画期的な試み。「文章以前」から「達意の文章」まで文章のプロによる的確なアドバイス。新版では、古くなった例文をほぼ全面的に取り換えるとともに、パソコンやeメールについての説明を詳しくするなど社会の変化に対応させた。
目次
第1章 文章以前(あなたは書ける;書きたいことを持つ ほか)
第2章 書き始める(テーマの設定;起こった順に書いてみる ほか)
第3章 文章を整える(修飾語の位置と順序;多すぎる修飾語 ほか)
第4章 表現を磨く(冷静な目で推敲する;難解な表現は避ける ほか)
第5章 達意の文章(大切な「三多」;こんな修業法も ほか)
著者等紹介
森脇逸男[モリワキイツオ]
1931年兵庫県西宮市生まれ。山口市で育つ。1954年東京大学文学部卒。読売新聞社に入り、静岡支局、地方部、社会部を経て、論説委員。1974年6月から6年5か月間、一面コラム「編集手帳」を執筆。のち、社会部長、編集局次長、新聞監査委員長、日本新聞協会審査委員。上智大学新聞学科非常勤講師(論文作法)。現在、読売日本テレビ文化センター「マスコミ論文・作文セミナー」監修者、日本マス・コミュニケーション学会会員、日本エッセイストクラブ会員
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ゼロ
2
改訂版を読みました。少し古めの本ですが、今読んでもビビっときます。私は第1章の「文章以前」のところが好きですね。何度も繰り返し、自分のなかに染み込ませるために眺めています。なにを書いたらいいのかわからない。自分はなにを表現したいのか。具体的にどうしたらいいのか、良いアドバイスが書かれていて、手にとってよかった1冊です。物書きさんにぜひ。 2020/09/03
みか
2
文章を書きはじめるまでの基本的な事柄から、書き始めてからの注意点などが書かれている本。初心者の人でも、文章力を向上しようという人でも、本の中のどこかしらで「これは使える」と思う部分が見つかるような本だと思います。2011/04/08
菜の花
2
第一章が「文章以前」という、素敵なスタートの書き物系テキスト。何を書いたらいいのか、書き始めるまでの最初のハードルをこえさせてくれる。全体に例文が多く、言いたいことは分かりやすい。が、作文初心者にどれくらい実践的に役に立つかはちょっと謎。細かいというか、第一章から他の章へのギャップが大きい気が。全体に、何かへの若干の悪意を感じる気がして、読みながらブルーになったものの、内容としては興味深い一冊。2010/11/22
やまぞう
1
文書に関する本の中でも、教科書的な本・・だと思う。2009/12/20