出版社内容情報
世界中の大学で通訳翻訳訓練に用いられ数多の研究者に引用されてきた名著。プロ教育の指針や、問題の理解と解決への基礎を提供する。
内容説明
数多の指導者、研究者、学習者が支持する名著であり、プロ教育の指針や、問題の理解と解決法を提供する優れた理論的解説書。通訳学・翻訳学の最新研究動向が盛り込まれた改訂版、待望の邦訳。
目次
第1章 通訳・翻訳訓練の理論的要素
第2章 通訳・翻訳におけるコミュニケーションと質
第3章 通訳・翻訳における忠実性
第4章 通訳・翻訳における専門的談話の理解
第5章 翻訳の逐次モデル
第6章 通訳・翻訳におけるアドホックな知識獲得
第7章 通訳の努力モデル
第8章 通訳におけるオンラインの問題への対処
第9章 言語可用性と会議通訳(および翻訳)
第10章 訓練に理論を取り入れる―IDRCフレームワーク
著者等紹介
ジル,ダニエル[ジル,ダニエル][Gile,Daniel]
科学技術翻訳者、会議通訳者、国際会議通訳者協会(AIIC)会員。元数学者。学術博士(日本語、言語学)。INALCO(フランス国立東洋語学校)、リヨン第2大学等を経て、2007年よりパリ第3大学通訳翻訳高等学院(ESIT)教授。この間、世界中の通訳・翻訳養成機関より請われて多くのセミナー、講演を行っている。欧州翻訳研究協会(EST)会長(2004‐2007、2007‐2010)、同諮問委員。上海外国語大学名誉教授、広東外語外貿大学客員教授(2008‐2011)
田辺希久子[タナベキクコ]
神戸女学院大学文学部英文学科准教授。ノンフィクション英日出版翻訳者。東京教育大学卒、青山学院大学大学院国際政治経済学研究科修士課程修了。世界歴史・文化関係からビジネス書まで多くの翻訳を行う
中村昌弘[ナカムラマサヒロ]
神戸女学院大学文学部英文学科准教授。会議通訳者。早稲田大学法学部卒、同大学院法学研究科博士前期課程修了。大阪大学特任助教、東京外国語大学大学院非常勤講師などを歴任したのち現職。またサイマル・アカデミー大阪校通訳者養成コースにて同時通訳科やセミナーなどの講師としても10年以上のキャリアを持つ
松縄順子[マツナワジュンコ]
神戸女学院大学文学部英文学科特任教授。専門分野:会議通訳、通訳論、国際関係、通訳教授法。国際基督教大学教養学部卒、同大学院行政学研究科修士課程修了。東京オリンピックのため誕生した日本初の女性会議通訳者Original Eightの一人として故斎藤美津子教授門下生となる。以後会議通訳者として活躍。大学における通訳教育に20年間携わる。2004年神戸女学院大学大学院文学研究科に通訳・翻訳コースを設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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壱萬参仟縁
Haruka Fukuhara