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出版社内容情報
<本書の見どころ>
●2018年11月、ユネスコ無形文化遺産に登録された日本のお祭りを掲載!
・男鹿のなまはげ(秋田県男鹿市)
・悪石島のボゼ(鹿児島県十島村)
・宮古島のパーントゥ(沖縄県宮古島市)
●ユネスコ無形文化遺産を含む世界の40のお祭りを、カラフルなイラストで紹介。
●国立民族学博物館の研究者による監修。
●巻末には、大陸別の世界地図を収録。調べ学習にもお役立ち。
●プレゼントに最適。
<本書で紹介するお祭りの一部>
※すべてユネスコ無形文化遺産
・ブショーの行進/ハンガリー
・魔法の馬の祭り(バヤール)/ベルギー
・バンシュのカーニバル/ベルギー
・ダミツェのンガ・チャム/ブータン
・チアパスのパラチコス祭り/メキシコ
・カスタヴのベル鳴らし祭り/クロアチア
・マキシの儀式/ザンビア北西部
・なまはげ/日本(秋田県)
・ボゼ神の仮面祭り/日本(鹿児島県・悪石島)
・パーントゥ/日本(沖縄県・宮古島)
<本書の内容>
歴史の古いお祭りは世界中に存在している。中世期に誕生したものもあれば、もっと古くから伝わるものもある。それぞれのお祭りは、この世に生きているありがたさを祝い、私たちを生かしている自然に感謝し、土地に伝わる伝承を残し、そこに住む人たちの絆を深めてきた。本書で紹介されるお祭りは、その地方以外ではほとんど知られていないものが多く、どのお祭りも目を見張るような衣装や奇怪な儀式を特徴とする。カラフルなイラストで描かれたページをめくるたび、それぞれの文化の違いと共通点が見えてくる。親子で楽しめ、プレゼントにも最適な一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
サアベドラ
21
世界の伝統的なカーニバルやフェスティバルに登場する、様々な異形の仮装をカラフルなイラストで紹介する本。著者はイギリスのイラストレーター。シャルル・フレジェの『WILDER MAN』のイラスト版といってよい内容で、アジアやアフリカのものも若干取り上げられているが、やはり中心はヨーロッパと南北アメリカ。キリスト教のガワを被ってるけど、どれも異教臭さを少しも隠す気がなくて面白い。ちなみに、日本では男鹿半島のなまはげ、上山(山形)のカセ鳥、悪石島(鹿児島)のボゼ、宮古島のパーントゥの4つが取り上げられている。2019/10/17
RX78
18
何で西大寺の裸祭りが載ってないんだと思ったら、作者外国の人で、ある番組で紹介されているような競い合う祭りでなく、仮装する祭りばかりが集められていました。日本からもナマハゲなとが紹介されています。悪魔などにふんして悪いことを追い払うという祭りが世界中の国で行われているんですね。おもしろい。2020/06/17
りらこ
13
民族学的な興味で惹かれる。写真がもっと載っていたら私好み。人が畏れるものって実は世界共通。被り物の共通点、身体のバランスの悪さ。予想外の大きさと、ついつい見てしまう不思議なお面。自然のものを使った全身を覆うなにか。人ならぬ存在に扮すると、その人自身がそのパワーの依り代となり、祭りの場に居合わせた人はそのパワーを分かち合えるのだ。#Netgalley2019/04/08
猪子
6
元々の祭りがサイケデリックなのか、ロブ・フラワーズさんの画風がそうなのか分からないけれど、とにかく派手な本。写真ではなくイラストを描き起こしたところにお祭り愛を感じた。バリーマンの肌の質感にゾッ…2019/08/05
おんま
1
netgalleyにて読了。 古くからお祭りは、悪霊を祓ったり、子どもの健康を祈ったり、春の到来を祝ったり、と人々の幸せを願って行われた。この本は、そんなお祭りの起源から目的、現在の様子まで、素晴らしく美しいイラストとともに紹介されている。ひと所に居ながらにして、世界中のお祭りを見たような気分になれる、楽しい本です。2019/05/12