米朝落語全集増補改訂版〈第3巻〉く‐さ (増補改訂版)

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  • サイズ A5判/ページ数 316p/高さ 23cm
  • 商品コード 9784422760100
  • NDC分類 913.7
  • Cコード C0376

出版社内容情報

『米朝落語全集 全7巻』刊行から33年。内容を増補、造本・体裁・構成を一新して編む、ファン必携の完全版、第三巻。21篇収載。

人間国宝、文化勲章受章と、いまや落語界を代表する至宝となった桂米朝師。自ら筆を執った『米朝落語全集 全7巻』(1980~82年)の刊行から33年を経て、新たに追加・発掘された口演記録・音源・資料から内容を増補し、造本・体裁・構成を一新して再編集。各巻に口絵写真、藤原せいけん氏の挿絵を収載し、詳細な索引を付して「調べる」「引ける」にも対応。至高の話芸をきわめた最大規模の全集、上方落語随一の定本にして永久保存版。第三巻は、「蔵丁稚」「高津の富」「鴻池の犬」「骨つり」「三十石夢の通路」……など21篇収載。

目次

口入屋
くやみ
蔵丁稚
げほう頭
けんげしゃ茶屋
鯉舟
高津の富
鴻池の犬
故郷へ錦
小倉船
五光
骨つり
仔猫
こぶ弁慶
子ほめ
米揚げ笊
堺飛脚
酒の粕
佐々木裁き
皿屋敷
三十石夢の通路

目次

口入屋
くやみ
蔵丁稚
げほう頭
けんげしゃ茶屋
鯉舟
高津の富
鴻池の犬
故郷へ錦
小倉船〔ほか〕

著者等紹介

桂米朝[カツラベイチョウ]
落語家。本名・中川清。1925(大正14)年11月6日、満州大連生まれ、兵庫県姫路市育ち。1943(昭和18)年、作家・寄席文化研究家の正岡容に師事。1947(昭和22)年、四代目桂米団治に入門、三代目桂米朝を名乗る。戦後、衰退の一途にあった上方落語の復興に尽力。途絶えていた数多くの噺を再構成して復活させ、多数の弟子を育て、サンケイホールをはじめ全国各地での独演会を成功・定着させた。上方落語四天王の一人にして中興の祖(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ぐうぐう

25
増補改訂版で再読。落語にはマクラがある。マクラには客を温める意味があるのだろう。自身の近況をおもしろおかしく紹介することで客の緊張を解き、そこで本編に導く。もちろん、本編のプロローグ的な役割もある。桂米朝は、消滅寸前の上方落語界を復興させた最大の立役者だが、滅びた噺を復活させたことでも大きな功績を残した。言葉の意味を調べ、現代にも通用するようにアレンジした。この落語全集を読んでいると、米朝のマクラには、現在は廃れてしまった言葉の意味を説明し、スムーズに本編に誘う意図があることに気付かされる。(つづく)2017/06/25

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