アルケミスト双書 闇の西洋絵画史 1<br> 闇の西洋絵画史〈1〉悪魔

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アルケミスト双書 闇の西洋絵画史 1
闇の西洋絵画史〈1〉悪魔

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  • サイズ A5判/ページ数 64p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784422701318
  • NDC分類 723
  • Cコード C0371

出版社内容情報


※動画中の価格は2021年10月当時のものです。ご注意ください。

大好評シリーズ「アルケミスト双書」から
『闇の西洋絵画史』篇が登場!
西洋美術の「闇」の側面を浮かび上がらせる、
妖しくも美しい西洋絵画史シリーズ(フルカラー)。

著者は編集者で評論家の〈山田五郎〉。


■著者・山田五郎より
西洋絵画には、
教科書には載せられない「影の名画」もあれば、
逆によく見る名画に「影の意味」が
隠されていることもあります。けれども、
今日の感覚では不健全と思える表現や寓意も、
描かれた背景を知れば納得でき、
見え方が変わってくるはずです。
西洋絵画の本質は、
その最大の特徴である陰影法と同様に、
光のあたる表面だけではなく
闇の側面も見ることで、はじめて立体的に
浮かび上がってくるのではないでしょうか。


■本シリーズの特徴
・1冊1テーマを詳説
・類をみないユニークな切り口
・1冊あたり約70作品を掲載
・コンパクトで瀟洒な造本
・本物の美術の教養に
・ゲームや漫画他、創作のための資料としても


■シリーズ
*第1期:【黒の闇】篇
〈1〉悪魔
〈2〉魔性
〈3〉怪物
〈4〉髑髏
〈5〉横死

*第2期:【白の闇】篇
〈6〉天使
〈7〉美童
〈8〉聖獣
〈9〉楼閣
〈10〉殉教


■まえがき(〈1〉悪魔)
西洋のキリスト教社会における悪魔は、
英語でいう「demon(ディーモン)」と
「devil(デヴィル)」に大別できます。
ディーモンの語源はギリシャ語のダイモーンで、
神と人の間にいる鬼や妖怪。
人に対して善も悪もなしますが、
いずれにせよキリスト教から見れば
異教の邪鬼にほかなりません。
一方、デヴィルの語源である
ギリシャ語のディアボロスは、
誹謗者や妨害者を意味し、
旧約聖書にあるヘブライ語の
サタンの訳語として使われました。
つまりデヴィル=サタンであり、
こちらがキリスト教の悪魔の本筋。
そしてその正体は、
神に背いて地上に堕とされた天使です。
神の敵対者ではなく反逆者――。
ひと捻りある設定が、
キリスト教の悪魔に
独自の深みを与えています。

内容説明

神に逆らい闇に堕とされた天使。影があるから光が見える。暗闇から浮かび上がる西洋絵画の本質。古今の名画で綴る、妖しくも美しい西洋絵画史。

目次

1 聖書の悪魔(ルシファー;サタン;蛇;悪魔の誘惑;悪魔祓い;魔術師シモン)
2 地獄の悪魔(最後の審判;『神曲』の悪魔;夢魔)
3 魔女(魔女とサバト)

著者等紹介

山田五郎[ヤマダゴロウ]
1958年、東京都生まれ。編集者・評論家。東京国立博物館評議員。AHS(英国古時計協会)会員。上智大学文学部在学中にオーストリア・ザルツブルク大学に1年間遊学し、西洋美術史を学ぶ。卒業後、講談社に入社。『Hot‐Dog PRESS』編集長、総合編簒局担当部長等を経てフリーに。現在は時計、西洋美術、街づくりなど幅広い分野で講演、執筆活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

207
出没!アド街ック天国でお馴染みの山田 五郎が書いた闇の西洋絵画史ということで、第一期 全五巻を一気読みしました。先ずは第一弾『悪魔』です。邪悪な気持ちは、人間の心の中にあるものですが、それを具現化し善悪の対象として布教するキリスト教の狡猾さの中で生まれた宗教美術だと考えています。 https://www.sogensha.co.jp/special/yaminoseiyokaigashi/ 2021/03/24

アキ

99
山田五郎のyou tube大人の教養講座を見ていたら、この本の宣伝があった。闇の西洋絵画史1悪魔。英語ではdemonとdevilに大別し、前者の語源はギリシャ語ダイモーンで神と人の間にいる鬼や妖怪。後者はギリシャ語のディアボロスが語源でキリスト教では神に背いて地上に堕とされた天使。西洋美術では蛇は悪魔の化身。蛇+裸女=原罪。フランツ・フォン・シュトゥック「罪」1893はそんな絵。ダンテの「神曲」の悪魔をボッティッチェリが描く絵もあります。善悪二元論でなく一神教で悪を描くには悪魔を反逆天使と考えるのですね。2021/06/01

ままこ

92
西洋絵画を題材に悪魔に関する様々な知識が満載。山田五郎さんの軽妙な解説は分かりやすく面白い。《悪女フリート》最強の主婦だな(笑)2021/07/08

Nat

54
図書館本。ずっと読みたかったシリーズをリクエストして、ようやく一冊目を読むことができた。サイズが小さいのが残念だが、全部カラーなのでそれは満足。元は管理職級の上級天使だったが、神に逆らった罰で地上と地獄に左遷され、汚れ仕事をさせられるているのかもというサタンの説明が面白い。確かに悪魔は神に代わって人を試し、罰する汚れ仕事を忠実にこなしている。初めて見る絵もたくさんあって、楽しめた。山田五郎さんの解説がとにかく面白く、いい!2022/09/25

マリリン

37
悪魔がデーモン(キリスト教的には異教の邪気)とデヴィル(同様だがこちらが悪魔の本筋・堕天使で神の反逆者。サタンともいう)に大別できることなどが解ったのも収穫。以前交流があった方と「神曲」について地獄篇が断然面白いという話になったことを思い出した(天国篇放置が痛い)。多くの作品は官能的でもある。特に最後の審判。悪魔との契約の項で触れている「ファウスト」を再読したくなる。10代(理解度は疑問、面白かった記憶あり)・約9年前(登録のみ・登場する悪魔のキャラが好き)。異界に誘ってくれる絵画史は手元に置きたくなる。2024/06/14

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