あの日からの或る日の絵とことば―3.11と子どもの本の作家たち

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あの日からの或る日の絵とことば―3.11と子どもの本の作家たち

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  • サイズ B5判/ページ数 144p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784422701202
  • NDC分類 369.31
  • Cコード C0071

内容説明

3.11と子どもの本の作家たち。現代を代表する絵本作家たちが描く震災をめぐる或る日の記憶。

目次

姿なき故郷(阿部海太)
いつも旅をしているようででもそこはいつもの街で(荒井良二)
二〇一一年三月一一日十四時四六分、あの日より(飯野和好)
アノ頃ノコト(石黒亜矢子)
A boat.(植田真)
机の下柱時計の中(及川賢治)
ガランガランと鐘が鳴る(大畑いくの)
あんぱんと牛乳(加藤休ミ)
ゲニウス・ロキ(軽部武宏)
走るよろこび(きくちちき)錨(坂本千明)
よごしてはいけない(ささめやゆき)
no nukes dancers(スズキコージ)
滴の形をした穴/神戸(高山なおみ)
布団の海(tupera tupera 亀山達矢)
あの日そのとき、その日あのとき(寺門孝之)
あれからずっと(中川学)
とまらない電車(中野真典)
stilness(nakaban)
野球少年(長谷川義史)
サルスベリの木(ハダタカヒト)
あの時(原マスミ)
あの日の灯り(樋口佳絵)
ティッシュ、梅干し、ストラップシューズ(穂村弘)
あの日から(牧野千穂)
猫の人(町田尚子)
いきものとしてのわたし(ミロコマチコ)
住所に生えている木(村上慧)
俺たちは生きものだ。原発は天敵だ。(本橋成一)
おにぎりパーティー(本秀康)
あの年の5月ごろ/あの日からのワタシ(ヨシタケシンスケ)
絵本『希望の牧場』のこと(吉田尚令)

著者等紹介

筒井大介[ツツイダイスケ]
1978年大阪府生まれ。出版社を経てフリー編集者に。『ブラッキンダー』(スズキコージ)『オオカミがとぶひ』(ミロコマチコ)がそれぞれ第14回、第18回日本絵本賞大賞を受賞。『オレときいろ』(ミロコマチコ)で2015年度のブラティスラヴァ世界絵本原画展「金のりんご賞」を受賞。絵本編集のかたわら、水曜えほん塾、nowaki絵本ワークショップを主宰し、作家の発掘、育成にも力を注いでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

出版社内容情報

――3.11と子どもの本の作家たち。
現代を代表する絵本作家たちが描く、震災をめぐる或る日の記憶。


*『翻訳できない世界のことば』のイラストブックシリーズ。
*現代を代表する絵本作家たちによる、絵とエッセイを収録。
*初のエッセイ書き下ろしとなる作家も多数。


【イラストとエッセイ】(五十音順)

阿部海太/荒井良二/飯野和好/石黒亜矢子/植田真/及川賢治/大畑いくの/加藤休ミ/軽部武宏/きくちちき/坂本千明/ささめやゆき/スズキコージ/高山なおみ/tupera tupera 亀山達矢/寺門孝之/中川学/中野真典/nakaban/長谷川義史/ハダタカヒト/原マスミ/樋口佳絵/穂村弘/牧野千穂/町田尚子/ミロコマチコ/村上慧/本橋成一/本秀康/ヨシタケシンスケ/吉田尚令


【編者より】(前書きより抄録)

僕は絵本編集者だ。2002年からこの仕事をしているのだが、2011年3月11日以降、出る絵本の傾向が変わったと感じるようになった。生命力にあふれたもの、逆に死をテーマにしたものも増え、以前なら「怖い」といって避けられたようなインパクトのある絵や物語を描く絵本作家も多くなった。
僕が日々感じる「楽しい」も「嬉しい」も「悲しい」も「寂しい」も、その根っこはあの日を境に大きく変わった。読者の中にも見えない、でも消えない感覚がうずき始めたのかもしれない。そして、絵本作家はそのことをより切実に抱え込んで、絵と言葉を紡ぎ始めたように思えるのだ。

§

この本は32人の絵本作家による、ごくごく個人的なエピソードの集積で出来ている。それは一見あなたには関係ない、もしかしたら些細に思える、あの日にまつわる、ある日の物語。
しかし、読み進めるうちに、いつしか自分を重ねる瞬間がやってくるかも知れない。自分の物語を誰かに聞いて欲しい。近しい誰かの物語を知りたい。他の誰かが抱えているものを、気持ちを、共有することはきっと出来ない。それでも、みんなあの日から同じ地続きの日々を生きている。何かを乗り越えたりせず、ただただ抱えて生きている。

§

あの日にまつわる、個人的な、他人にとっては些細な物語。そんな物語を沢山聞いてみたい。

どこからでも、この本を開けば、誰かのそんな瞬間の物語に出会う事ができる。そしてそれを、心強く思う日があるかも知れない。


あの日からの絵と言葉の物語は、僕やあなたと同じ日々を歩んでいるはずだ。

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