出版社内容情報
中国明代末に書かれた洪自誠の『菜根譚』は、各界トップに幅広く愛読されている処世哲学書。この『菜根譚』約350条のなかから、人のあり方を深く考え、己の生き方を見つめ直すための58条を厳選。読み下し文と現代語訳の朗読CDと、書籍をセットにした。くり返し聞いてじっくり鑑賞し、折あるごとにページを開いて深く味わうことができる。知恵の言葉を集めたCDブックとして、日々忙しい現代人にぜひ勧めたい。
内容説明
人はどのように生きるべきかを指し示す、中国の古典『菜根譚』。中国明代末の処世哲学書から58条を選び、朗読・解説。各界リーダーに支持される、知恵の言葉集。
著者等紹介
田口一郎[タグチイチロウ]
1967年東京都生まれ。京都大学大学院文学研究科博士後期課程中退。新潟大学人文学部助教授を経て、日本大学文理学部教授。専門は中国古典文学、古典学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
満天
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★★★★☆2016/11/22
Kazuo Ebihara
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中国古典をぼちぼち読んでいます。 「菜根譚」って、野菜がうまいフレンチか、中華懐石みたいな名前ですね。 「堅くて筋が多い菜根を、噛みしめてこそ真の味わいがわかる」の意味だそうです。 16世紀末、明の時代。洪応明の作。 江戸時代に日本で広まった後、中国で再評価されたようです。 人の交わり、処世訓を、儒教、仏教、道教の教えを交えて説いています。 「論語」と比べると、中庸ながら、ちょっとシニカルな教えが面白い。 入門書につき、△です。2012/02/19
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