内容説明
韓国大邱に住む李潤福(ユンボギ)が小学校4年生のときに綴った日記。お母さんの家出につづき妹のスンナも家を出、ユンボギ少年はガムを売り、寒さにふるえながらお母さんとスンナを探しもとめ歩く…。本書では、ユンボギの遺稿と、彼のよき仲間たちが、その早すぎる死を惜しみながら綴った〈ユンボギの生涯〉を収める。
目次
序 遺された日記から
第1部 ユンボギが逝って
第2部 あの空の星となって
第3部 あの空にこの便りを
第4部 希望の手紙
第5部 天国のあなたに
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
がんぞ
1
前の本でも思ったが、補導されても脱走という公秩序に反した少年を何故大統領が面会して「模範少年全国代表」と表彰するのか?(いったい「家を出て行った母」はどういう立場か?)36歳で亡くなるまでその経緯もショボい。印税として27万ウォン(当時レートで38万円という)を受け取って、供託され配当に「毎月6750ウォン」を受け取り、それを生活費とした(エラく高利回りだがそう書いてある)。いつまでも周辺が(嫉妬してか)「あの金はどこに行ったのか」と疑う。映画化をめぐり柳英子先生と絶縁。金東植先生は渡米移住。同姓で事実婚2014/12/05