出版社内容情報
数々の名建築を残したW・M・ヴォーリズの代表的著作『吾家の設計』を完全翻刻のうえ、注と解説を加えて復刊する。大正から昭和初期にかけて、ミッションスクールや教会、商業建築から一般住宅まで、日本各地で数多くの建築物を設計したウィリアム・メレル・ヴォーリズ。今なお現存する名建築を熱愛するファンも多い。ヴォーリズは二大著作『吾家の設計』『吾家の設備』を残したが、長年入手困難で幻の書となっていた。今般この二著を完全翻刻のうえ、注と解説を加え復刊。いかに生活環境を整えるか、という普遍的で切実なメッセージがいま甦る。
凡例
PREFATORY NOTE
◇第一講
一 建築問題
二 五つの根本問題
三 住宅の意義と愛児中心の設計
四 個性尊重のために
五 太陽の光を受けて
六 空気のこと
七 畳
八 ベッド
九 二階建てと階段のこと
◇第二講
一 土地の選び方
二 台所から始める設計
三 それから寝室
四 最少限の住宅設計
五 二十坪住宅とダブルハウス
六 子供達のために
◇第三講
一 玄関
二 日光室・サンポーチと女中部屋
三 古家の改造
四 アパートメントハウス(その一)
五 アパートメントハウス、附 天井のこと(その二)
六 階段
七 煙突とファイアプレース
八 外形
九 室内の設備
《付『吾家の設計』五版追補》
Note to Fourth Edition
写真・図面補遺
中流住宅と小売商店の耐震耐火の工夫
一 中流住宅のために
二 小売商店のために
解説
索引
W・M・ヴォーリズ[W M ヴォーリズ]
ウイリアム・メレル・ヴォーリズ(William Merrell Vories)
1880年アメリカ生まれ。1905年に英語科教師として来日。1941年に日本国籍を取得し、一柳米来留(ひとつやなぎめれる)と改名。のちのヴォーリズ建築事務所を設立し、滋賀県の近江八幡を拠点に、日本各地で数多くの西洋建築を手がける。教会や大学、商業建築から個人住宅に至るまで、数々の名作建築には今なお根強いファンが多い。著書に『吾家の設計』『吾家の設備』『失敗者の自叙伝』など。1964年没。
一粒社ヴォーリズ建築事務所[イチリュウシャヴォーリズケンチクジムショ]
公益財団法人 近江兄弟社[オウミキョウダイシャ]
内容説明
「人の住居はその人を現わす」理想的な住まいの設計思想がいま甦る。数々の名建築を残したヴォーリズの代表的著作『吾家の設計』を完全翻刻のうえ、注と解説を加えて復刊。いかにして健全で良質な生活環境を整えるかを説いた普遍的で切実なメッセージ。
目次
第1講(建築問題;五つの根本問題;住宅の意義と愛児中心の設計 ほか)
第2講(土地の選び方;台所から始める設計;それから寝室 ほか)
第3講(玄関;日光室・サンポーチと女中部屋;古家の改造 ほか)
付『吾家の設計』五版追補
著者等紹介
ヴォーリズ,ウイリアム・メレル[ヴォーリズ,ウイリアムメレル] [Vories,William Merrell]
1880年アメリカ生まれ。1905年に英語科教師として来日。1941年に日本国籍を取得し、一柳米来留(ひとつやなぎめれる)と改名。のちのヴォーリズ建築事務所を設立し、滋賀県の近江八幡を拠点に、日本各地で数多くの西洋建築を手がける。教会や大学、商業建築から個人住宅に至るまで、数々の名作建築には今なお根強いファンが多い。1964年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Akihiro Nishio
林拓哉