出版社内容情報
「なぜ人は、石に惹かれるのか?」
宮沢賢治、木内石亭、ゲーテ、ユング、オキーフ、世界各地の神話伝承…。
石から生まれ、石に魅入られ、石に耽溺する人々の逸話を集めたエッセイの名著『ミステリーストーン』が装いも新たに復刊。
宝箱に石をしまう子どもから、山を駆けずりまわり夢中で石を掘り出すコレクター、高らかに石を讃える詩人たち、石に霊性や効能を見出す人々まで、石と人とが織りなす奇妙な物語のなかに「あなたの石」も見つかるかもしれない。
内容説明
なぜ人は、石に惹かれるのか?宮沢賢治、木内石亭、ゲーテ、ユング、オキーフ、数々の神話伝承…。石から生まれ、石に魅入られ、石に耽溺する人々の逸話を集めた名著『ミステリーストーン』が新装復刊!
目次
1章 私の部屋から(石の履歴)
2章 石ぐるい(石に落ちる;石に踊る;石に語らせる;石をうたう;石を読む;石に惑う)
3章 うごめく石(異界へのドア;気まぐれな魔女;石の薬局;石の饗宴)
4章 博物館にて(石に暮らす;バナナになった石)
著者等紹介
〓井いつこ[トクイイツコ]
神戸市出身。同志社大学文学部卒業。編集者をへて執筆活動に入る。アメリカ、イギリスに7年暮らす。手仕事や暮らしの美、異なる文化の人々の物語など、エッセイ、紀行文の分野で活躍。自然を愛し、旅することを喜びとする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
34
石が好きな人間は多いですが、興味の角度が違って分かり合えないことも多いんですよね~。例えば私は化石など内包物がある石が好き。石が持つ歴史が好き。ホープダイヤモンド、DC在住によく見たなあ。祟る石の話は、この間誰かから聞いたばかり。…NZのグリーンストーンは自分で見つけるか人からもらわないといけないそうで、夫が大きなものを持っています。加工したいんだけどなあ…。2024/09/13
ふろず
2
石好きの一人として楽しく読了。石ぐるいはそうでない人から見るととんでもない変人だけど、本人は普通だと思っているという件で苦笑。身に覚えがある。とても良い本でした。2025/01/12