出版社内容情報
刊行以来、毎年重版を重ねている大好評既刊『こどもが探せる川原や海辺のきれいな石の図鑑』に、姉妹編が登場!
水辺でなくても、きれいな石はごく身近に、身の回りのいたるところに存在するのです。
本書は、 建築物や日用品など、気がつかないほど身近なあらゆる場所に使われている「石材」に着目。石材がいかに私たちの生活を支えてきたか、日本全国・世界各地から届いた石材がどのようにして私たちの暮らしの中にとけこんでいるかを、マンガと図版たっぷりの解説を通して紹介します。
私たちの生活を支えている石材の存在を再確認しつつ、地球科学から石材産業史、体験学習にまでまたがるテーマを扱った、理科・社会の自由研究にもおすすめの一冊です。
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●身近な石材を探してみよう
ショッピングビルの壁に、アンモナイトの化石を発見した子どもたち。石の専門家・柴山先生にたずねると、それが本物であること、化石の入った石材もポピュラーであることを教えてくれました。「石材」はいったいどんな形で私たちの生活にとけこんでいるのでしょう?
●岩石と石材
石材として使われている石は、子どもたちが川原や海辺で拾った石と同じものなのでしょうか? 岩石のでき方と種類を知り、そのなかで石材として用いられるのはどのような石なのかを見ていきましょう。
●石材はどこからやってくる?
現在、多くの石材は外国から輸入されています。どの国からどのような石材が届くのでしょうか。また、石材が豊富にとれる地域には、どのような特徴があるのでしょうか。それには、それぞれの地域の地質と、それを生み出した地球の活動が深くかかわっているのです。
●石材加工場に行ってみよう!
産地で切り出され、日本に送られた石材ブロックは、そのまま使われるわけではありません。石材の原石が、石材加工場でふさわしい大きさにカットされ、必要な加工がほどこされていく工程を、マンガで紹介します。
●石材を楽しむスポット
石材をもっと知るために、実際に石材を観察しに行きましょう! 現在でも採石されている日本国内の採石場やかつての石切り場、石材を観察できる建築物など、石材と親しめるスポットを40か所以上紹介します。
●石材ギャラリー
石材は多くの場合、広い範囲に貼っても統一感が生まれるよう、均質性を求められます。しかし世界には、そうした基準とは異なる、ひとつひとつ表情のちがう個性的な石材も存在します。自然が生み出す芸術というべき、美しい石材を見てみましょう。
内容説明
石材を知れば見慣れた街がもっと楽しくなる!街の中にもきれいな石はかくれてる!大人気こどもが探せる石の図鑑、第2弾!日常生活のいたるところに使われている「石材」の産地から切り出し、加工まで、マンガでたのしく紹介します!マンガでわかる石材加工場レポート。全国40か所以上の見学スポットガイド。
目次
序章 身近な石材を探してみよう(建物の外壁;建物内の壁・床・階段 ほか)
第1章 いろいろな岩石と石材(天然の岩石;石材として利用される石 ほか)
第2章 石材の産地を知ろう(世界の石づくりの建物;安定した大陸の岩石 ほか)
第3章 石材加工場を見学しよう!
第4章 各地の石材を楽しもう(石材採石場へ行ってみよう;歴史的な石切り場跡 ほか)
著者等紹介
柴山元彦[シバヤマモトヒコ]
自然環境研究オフィス代表、理学博士。NPO法人「地盤・地下水環境NET」理事。大阪市立大学、同志社大学非常勤講師。1945年大阪市生まれ。大阪市立大学大学院博士課程修了。38年間高校で地学を教え、大阪教育大学附属高等学校副校長も務める。定年後、地学の普及のため「自然環境研究オフィス(NPO)」を開設。近年は、カルチャーセンターなどで地学講座を開講
井上ミノル[イノウエミノル]
イラストレーター&ライター。1974年神戸市生まれ。甲南大学文学部卒。広告代理店などを経て、2000年にイラストレーターとしてデビュー。生来の国文好きを生かして、2013年にコミックエッセイ『もしも紫式部が大企業のOLだったなら』を刊行。平安好き、歴史好き、生き物好き、酒好きの二女の母(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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