出版社内容情報
ある特定の行動に対して、これまで環境の影響と考えられてきたことは、本当に環境の影響だと言えるのだろうか。環境のあり方そのものが遺伝の影響を受けている可能性はないのだろうか。シリーズ第3巻では、問題行動、養育行動、読書行動、性的指向など、一見すると環境から強く影響を受けているように思われる行動について、遺伝と環境の多様な関わり合いを明らかにしながら、「環境」の意味を問い直していく。
内容説明
環境の中にも遺伝はある。そもそも「環境」とは何なのか?ある特定の行動に対して、これまで環境の影響と考えられてきたことは、本当に環境の影響だと言えるのだろうか。シリーズ第3巻では、一見すると環境から強く影響を受けているように思われる行動を取り上げ、遺伝と環境の多様な関わり合いを明らかにしながら、「環境」の意味を問い直していく。
目次
第1章 問題行動と養育行動
第2章 養育行動の文化差
第3章 養育行動と仲間関係の問題の双方向的因果関係
第4章 読書行動と家庭環境
第5章 パーソナル・テンポや利き手の発達
第6章 性的指向と性同一性
第7章 ふたごのきょうだい関係