出版社内容情報
人間の身体的特徴だけでなく知能や学業成績、性格、精神疾患、攻撃性など「心」もまた遺伝するという衝撃の事実を明らかにしてきたふたご研究。その研究成果は徐々に社会に知れ渡るようになってきた。しかし、ふたご研究そのものはどれだけ知られているだろうか? 本書では、研究方法の基本から多変量遺伝解析、エピジェネティクスなど最先端のアプローチまで、進化し続けるふたご研究の現在形を第一人者が詳しく紹介する。
内容説明
知能や性格、精神疾患など「心」もまた遺伝するという衝撃の事実を明らかにしてきたふたご研究のバックステージ。研究方法の基本から多変量遺伝解析、エピジェネティクスなど最先端のアプローチまで、進化し続けるふたご研究の現在形を詳しく紹介。
目次
第1章 なぜ、いま「ふたご研究」なのか(ふたご研究の悲史;ふたご研究のわかりにくさ)
第2章 ふたごは互いにどのように似ているのか―ペア内の類似性から読み解けるもの(そもそも「ふたご」とは何か;ふたごはどのように似ているのか ほか)
第3章 ふたごの類似性を科学する(形質の類似性を見;対差で見る ほか)
第4章 ふたご研究から見えること(行動遺伝学の3原則;不動の10大知見 ほか)
第5章 ふたごの違い―エピジェネティクスの話(「遺伝と環境」から「ジェネティクスとエピジェネティクス」へ;ふたごとエピジェネティクス ほか)
著者等紹介
安藤寿康[アンドウジュコウ]
1958年、東京都生まれ。慶應義塾大学文学部卒業後、同大学大学院社会学研究科博士課程修了。現在、慶應義塾大学文学部教授。教育学博士。専門は行動遺伝学、教育心理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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