ノーベル賞はこうして決まる―選考者が語る自然科学三賞の真実

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  • サイズ B6判/ページ数 401,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784422400204
  • NDC分類 402
  • Cコード C0040

出版社内容情報

長年にわたり選考に関わったウィルス学者が暴く、人間くさい真実。日本人科学者のエピソードも興味深い理系ノンフィクション。

長年にわたり自然科学三賞選考に深く関与し、実態を誰よりもよく知る、ウィルス学者ノルビー。その彼が、財団が特別に閲覧を許可した1959年までの選考過程資料と自身の選考経験をもとに描く、世界最大の学術賞にまつわる真実。20世紀の歴史的受賞から、プリオンを発見したガジイジュシェクとプルシナーまで、日本人科学者のエピソードも数多く交えながら描く、理系・文系どちらでも楽しめる、サイエンス・ドキュメンタリー。

はじめに
第一章 一世紀を超えるノーベル賞の歩み
第二章 セレンディピティとノーベル賞
第三章 ノーベル賞とウイルスという新たな概念
第四章 ウィルスのワクチン授与された唯一のノーベル賞
第五章 ポリオとノーベル賞
第六章 生理学医学賞におけるまれなる受賞例
第七章 ノーベル賞と核酸――五幕のドラマ
第八章 ノーベル賞、プリオン、受賞者たち
参考文献/索引

【著者紹介】
1937年ストックホルム生まれ。医学博士。1972年カロリンスカ研究所ウィルス学部教授となり、1990年学部長に就任。1997年からはノーベル財団の7人からなる理事会のメンバーとなっている。1997年~2003年、ノーベル賞授与機関であるスウェーデン王立科学アカデミー事務総長を務める。1975年~93年までカロリンスカ研究所のノーベル委員会委員を、1984年~87年まで国際微生物連合のウィルス学部門の議長を務める。また、日本学術会議のアドヴァイザー(2000年)、日本学術振興会の外部評価委員(2002年)も務めている。

内容説明

著名なウイルス学者が、選考秘録と自身の経験をもとに描く、文系でも楽しめる理系ノンフィクション。

目次

第1章 一世紀を超えるノーベル賞の歩み
第2章 セレンディピティとノーベル賞
第3章 ノーベル賞とウイルスという新たな概念
第4章 ウイルスワクチンに授与された唯一のノーベル賞―黄熱病とマックス・タイラー
第5章 ポリオとノーベル賞
第6章 生理学医学賞におけるまれなる授賞例
第7章 ノーベル賞と核酸―五幕のドラマ
第8章 ノーベル賞、プリオン、受賞者たち

著者等紹介

ノルビ,アーリング[ノルビ,アーリング][Norrby,Erling]
1937年ストックホルム生まれ。医学博士。1972年カロリンスカ研究所ウイルス学科教授兼学科長に就き、1990年同研究所医学部長。1997~2003年ノーベル賞授与機関スウェーデン王立科学アカデミー事務総長ないしはノーベル財団理事、1975~93年カロリンスカ研究所ノーベル委員会の常任委員および非常任委員、1984~87年国際微生物連合ウイルス学部門議長など重責を担う。また、日本学術会議顧問(2000年)、日本学術振興会外部評価委員(2002年)も務め、2005年には日本政府より旭日重光章を授与されている

千葉喜久枝[チバキクエ]
1969年東京生まれ。東京都立大学人文学部卒。京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程中退(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takao

1
ふむ2019/12/13

渓流

1
「ノーベル賞と生命科学」が原題。<ノーベル賞はこうして決まる>には答えていない。日本語のタイトルは、いつも売らんかな精神が横溢していて困ったものだが、ノーベル賞と生命科学の今が縦横に書かれていて面白い、でも生命科学に出てくる耳慣れない述語のの氾濫には閉口する。そりゃ、ノーベル賞に直に係わった人なら面白しのは当然といや当然ね。2012/01/10

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