法廷通訳人の世界―日本で裁判を受ける外国人のかたわらで

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法廷通訳人の世界―日本で裁判を受ける外国人のかたわらで

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  • サイズ 46判/ページ数 208p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784422360249
  • NDC分類 327.6
  • Cコード C0036

出版社内容情報

わずかな言い回しの違いが人生を変えることもある。言葉の通じない異国で裁判を受ける被告人は、想像を超える孤独と不安の中に突き落とされる。そんな被告人の声と日本語を橋渡しするのが「法廷通訳人」である。30年以上にわたり、韓国語の法廷通訳人として緊張に満ちた現場に立ち続けてきた著者が、自身の経験に加えて、他の言語の通訳人、弁護士、裁判官など、多様な法曹関係者への取材を通じて、法廷通訳人の実像を描き出す。


【目次】

第1章 裁判所の通訳人ってどんな人?
 1 裁判所のホームページ
 2 元裁判官のつぶやき 
第2章 さまざまな言語の通訳人
 1 沖縄の法廷で五十年◎英語通訳金城初美さん
 2 通訳人の語学力◎スペイン語通訳Nさん
 3 「わからない」に近づく◎英語通訳Sさん
 4 ネイティブ通訳人が居る法廷◎ベトナム語通訳Bさん
 5 さまざまな言語の通訳人
   ◇仕事の軸をひとつに絞らない◎ポルトガル語通訳Uさん  
   ◇通訳人のモラル◎ベトナム語通訳Мさん
   ◇出身地によってアクセントを切り替える◎台湾語・中国語通訳Nさん
   ◇微笑んではいけないと伝える◎タイ語通訳Rさん
   ◇お風呂でつく大きなため息◎中国語通訳Cさん
   ◇心情を適切に通訳できているか◎韓国語通訳Kさん
第3章 弁護士との関わり
 1 協働ということ
 2 通訳言語がわかる弁護人①
   ◇自分が通訳できない日本語は使わない◎B先生
   ◇法廷での通訳は重大である◎H先生
 3 通訳言語がわかる弁護人②
   ◇韓国語ができる弁護士としてできること◎I先生
   ◇法廷通訳の限界を感じた◎M先生
 4 弁護士会の通訳能力判定試験
 5 刑務所同行通訳の記    
 6 たったひとつの訳し間違い 
第4章 エッセイ
 1 異国で裁かれる人たち
 2 マスクの下
 3 越えてはいけない
 4 証言台
 5 どこかで聞いた声
 6 婚約指輪
 7 ゴムひも

内容説明

わずかな言い回しの違いが人生を変えることもある。30年以上にわたり韓国語の法廷通訳人として現場に立ってきた著者が、緊張に満ちた通訳人という仕事の実像を描き出す。

目次

第一章 裁判所の通訳人ってどんな人?(裁判所のホームページ;元裁判官のつぶやき)
第二章 さまざまな言語の通訳人(沖縄の法廷で五十年 英語通訳金城初美さん;通訳人の語学力 スペイン語通訳Nさん;「わからない」に近づく 英語通訳Sさん;ネイティブ通訳人が居る法廷 ベトナム語通訳Bさん;さまざまな言語の通訳人)
第三章 弁護士との関わり(協働ということ;通訳言語がわかる弁護人1;通訳言語がわかる弁護人2;弁護士会の通訳能力判定試験;刑務所同行通訳の記;たったひとつの訳し間違い)
第四章 エッセイ(異国で裁かれる人たち;マスクの下;越えてはいけない;証言台;どこかで聞いた声;婚約指輪;ゴムひも)

著者等紹介

丁海玉[チョンヘオク]
1960年神奈川県川崎市生まれ。在日コリアン2世。幼少期を北海道旭川市で過ごす。84年ソウル大学校人文大学国史学科卒業。92年大阪高等裁判所通訳人候補者名簿に登録。主に関西で韓国語の法廷通訳、弁護人の接見通訳を務め現在に至る。その間に大阪、広島、名古屋、高松各高等裁判所管内で法廷通訳研修講師(韓国語)も務める。2002年に発表した「違和感への誘い―法廷通訳の現場から」で第22回大阪文学学校賞(エッセイ・評論・ノンフィクション部門)を受賞。詩誌『space』同人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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つまみ食い

5
大意は同じでも、一言一言の訳語のニュアンスのズレが被告の信頼を損ねたり、判決に影響を及ぼし被告の人生を大きく左右するかもしれない……そうした緊張感が続く世界を初めて知ることができた。2026/10/10

Stevie G

2
いや、もうご苦労様ですとしか言いようがないです。そもそも多くもない報酬に関する明細もなく、予算も満足についていないということですが、とてもお役所とは思えない前近代的な状況なのですね。それで間違えちゃいけない、拘束時間も長い、などのプレッシャーもきつい仕事内容ということで、普通なら避けるべき仕事内容なのに、これに従事する方々には本当に頭の下がる思いです。2026/10/30

Chico*

0
制度がもっと整えば良いのに2026/10/09

yunyon

0
面白かった、最初ずっと男性のイメージだったけれど、よくよく作者の名前を見れば女性名。犯罪者と対面する仕事はきっと、書けない怖いこともあっただろうなと。最近のニュースではベトナム人の犯罪を多く見ているが、法廷通訳の世界もベトナム語が需要のトップで、中国語や韓国語は減少傾向。「ニホンゴワカラナイ」で罪から逃れるのは許せないけれど、それ以上に言葉がわからないことで冤罪が生まれてしまうのはもっと許せない。犯罪はダメだけれど、日本が法治国家として、誰にも公平に裁判を受けられる国であるために大事な仕事だと思う。2026/10/01

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