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食と農のコミュニティ論―地域活性化の戦略

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  • サイズ A5判/ページ数 184p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784422300467
  • NDC分類 611.46
  • Cコード C1030

出版社内容情報

地域社会の活性化戦略の調査報告を柱に、自治体行政などに調査成果を提供、コミュニティ政策を考え実践する一助となす。

本書は、食と農という自治体、地域社会の活性化戦略を全国各地で調査した研究報告を柱にしている。有機農業、地産地消、六次産業化、地域の内発的発展、都市農業の新たな機能などは、そのコミュニティ的連携が基盤になっている。社会学、コミュニティ政策学、自治体行政、農業・農政・農協の関係者、スローフード運動、地域の活動家に、各地に見られる顕著な事例の調査成果を提供、コミュニティ政策を考え実践する上での一助となす。

第1部 有機農業推進の先進地域:生態系の回路
1章 自然生態系農業と循環システムの原型:宮崎県綾町
2章 食安全プログラムを埋め込んだエコシティ:兵庫県豊岡市を中心に
3章 有機農業運動と地域づくり:フクシマ後も種をまく


第2部 食農によるコミュニティ活性化:生活世界の自己組織化
4章 小浜市における「食のまちづくり」と地域の再生・活性化
5章 農商工の連携でつながる地域
6章 農と環境を軸とした町づくり:福井県池田町の取り組み
7章 都市における農の活動:愛知県長久手市、日進市における市民農業
8章 「環境用水」に見る都市農業の持続可能性:東京都日野市の農業用水路をめぐって
9章 新規就農支援とネットワーク:愛知県「豊田市農ライフ創生センター」の場合

第3部 食農オールタナティブ運動の展開:グローバルに考えローカルに行動する
10章スローフード運動について:生物多様性プロジェクトと協会の発展
11章 日本におけるスローフード運動の展開

【著者紹介】
名誉教授(金沢大学・三重大学)

目次

食と農のあいだ
1部 有機農業推進の先進地域:生態系の回路(「自然生態系農業」と循環システムの原型:宮崎県綾町;食安全プログラムを埋め込んだエコシティ:兵庫県豊岡市;有機農業運動と地域づくり:フクシマ後も種をまく)
2部 食農によるコミュニティ活性化:生活世界の自己組織化(「食のまちづくり」と地域の再生・活性化:福井県小浜市;農商工の連携による地域再創造:奈良の柿の事例;農と環境を軸としたまちづくり:福井県池田町;都市における農の活動:愛知県長久手市と日進市;「環境用水」に見る都市農業の持続可能性:東京都日野市;都市農業の就農支援と地域ネットワークづくり:愛知県豊田市)
3部 食農オールタナティブ運動の展開:グローバルに考えローカルに行動する(国際スローフード運動:生物多様性プロジェクトと協会の発展;日本におけるスローフード運動の展開)

著者等紹介

碓井〓[ウスイタカシ]
1962年大阪大学大学院文学研究科博士課程社会学専攻中退、文学修士。三重大学名誉教授、金沢大学名誉教授、吉備国際大学教授など歴任

松宮朝[マツミヤアシタ]
2000年北海道大学大学院文学研究科博士後期課程中退。2003年博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

2
地域内で資源循環を形成することは、地域力アップの基本であろう。地域ブランド、有機農業と活性化の手法が各種、実証分析されていて説得力を感じる。小浜市のまちづくりは原発との関係を無視できない(71頁~)。若狭湾に数多く立地するが、原発事故への脅威は相当なものであろう。福井県は地域づくりも県立大学で地場産業振興の研究を着実に行っているようなので、今後の展開に注目していきたい。グローカル時代のコミュニティのあり方は、市民大学院でも問われている論点である。生涯学習を個人で深め、それをプラットフォーム(地域)に還元。2013/04/14

まさと

1
その地域にしかないライフスタイルや食文化を守り、地域の人が主体となっできる環境づくりが大事だと感じました!そして、文化を守るだけではなく文化をニーズに合わせてこれから「輸出する」やり方もあり、本当に地域に行ってみないとわからないことだらけだとかんじました!2018/02/21

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