大阪の橋ものがたり

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  • サイズ B6判/ページ数 198p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784422250588
  • NDC分類 291.63
  • Cコード C0026

出版社内容情報

お江戸八百八町、なにわ八百八橋と並び称されながら、大阪の橋のことは意外に知られていない。水都大阪の象徴として、橋は知的好奇心をそそる面白エピソードの宝庫である。なにわ三大橋として名にし負う難波橋・天神橋・天満橋をはじめ、桜橋などの消えてしまった橋、雪鯨橋などのマニアックな珍しい橋など、全88の橋が登場。学芸員等からなる執筆陣4人の該博な知識と文献渉猟、現場取材により綴った歴史ものがたり。貴重図版多数。

内容説明

現役の橋、消えてしまった橋、美しい橋、珍しい橋、奇談怪談のこめられた橋、歴史のある橋、新しい橋、名画に描かれた橋etc。水都大阪を象徴する秘話をつむいだ全八八橋の面白エピソード。貴重図版多数。

目次

九之助橋―橋向こうは誘惑の世界
水晶橋―本来は汚水排出用につくられたダム
天神橋―江戸時代にだんじり崩落事故
大江橋―日の目を見なかった第二案
田蓑橋―異国を思わせた黄昏の美
大正橋―橋脚のない美しいアーチ橋
心斎橋―諸国名産の石を加工する「石浜」の異観
猪甘津橋―『日本書紀』に記述、最古の橋
戎橋―銘板に古き川柳散りばめて
天満橋―洪水で流失、耐久願い鉄橋に〔ほか〕

著者等紹介

伊藤純[イトウジュン]
1956年東京亀有生まれ。大阪歴史博物館学芸員。大阪市立大学卒業。専攻は日本古代史・考古学

橋爪節也[ハシズメセツヤ]
1958年大阪市生まれ。大阪大学総合学術博物館教授。東京芸術大学大学院修了。専攻は美術史。大阪市立近代美術館建設準備室主任学芸員を経て現職

船越幹央[フナコシミキオ]
1964年京都市生まれ。大阪歴史博物館学芸員。同志社大学大学院博士後期課程中退。専攻は日本近代史

八木滋[ヤギシゲル]
1969年大阪市生まれ。大阪歴史博物館学芸員。大阪市立大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。専攻は日本近世史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

くみん

12
有名な橋や駅名になっている橋から、聞いたことのない橋、今はない橋まで、歴史も絡めて解説されていました。日本書記にも出てくる猪甘津橋(いかいつのはし)は、文献上日本で一番古い橋だそうです。今は、つるのはし跡という名残だけだそうですが。2020/08/18

west32

0
やっぱり大阪には懐かしい橋が一杯。 天神橋はもちろん良いけど、心斎橋は昔車道の上にもあったのに・・今はなくなった。2016/10/10

インテリ金ちゃん

0
阿部野橋って、水晶橋って、「なるほど」と「えっ!」が一杯2015/08/02

sa10b52

0
図書館で手にとって読んだけど、これ、出版されたての時に読んだなあ。当時大阪に移り住んできたばかりで、橋のつく地名が多いこと、あと筆者あとがきにもある水都大阪のイベントがあって、大阪の橋に興味を持ち始めたんだった。それからも大阪市内の橋を渡り歩いたりして、もっともっと大阪と橋の文化が好きになったんだった。そんなことも思い出しながら読んだ本。内容について言うと、橋の歴史はもちろん、土地の歴史とか堀川についても詳しくなれるので、やはり大阪に馴染みがある人間は興味を持って読める。10年くらいしたらまた読むかな。2023/04/13

わ!

0
大阪の橋の中から、八十八の橋を紹介してくれるのが、この本である。八十八本の橋の中には、つい最近架けられた橋もあれば、江戸時代から架かっている橋(もちろん架け替えはされているが)、中には空想上の橋…なんてのもある。いや~でも、やっぱり橋って、まじまじと観察すると面白いですね。建築工学なんて分からないけれど、いろいろな架け方があるもので、やっぱりそれが橋の個性を引き立てているのです。2015/03/31

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