出版社内容情報
著者が国鉄民営化以降の14年間(1987年4月~2000年12月および2004年5月)に撮影したEF58の定期・臨時列車の記録写真集。
昭和21年に登場したEF58は計172両が製造され、戦後国鉄を代表する電気機関車として晩年まで主要幹線で活躍した、まさに花形機関車であった。
しかし、いかに栄光の急客機といえども寄る年波には勝てず、多くが国鉄民営化までに除籍または廃車された。結果、国鉄からJR各社に承継されたEF58は全国でわずかに5両(うち1両はお召列車牽引車)にとどまり、その5両もまた引退の時が近づいていた。
著者はその最後の勇姿を記憶と記録にとどめるべく、全国各地で撮影を試みた。あらゆる犠牲を払って撮影した写真は、一度限りの編成を含め、いまとなっては貴重なものが多い。ゴハチファンに捧げる、著者最後のゴハチ写真集。
【撮影場所】
〈JR東日本管内〉信越本線/中央本線/上越線/高崎線/東北本線/総武本線/常磐線/成田線/武蔵野線/青梅線/山手線/東海道本線(品鶴線、高島貨物線を含む)/根岸線/横須賀線/伊東線
〈JR東海管内〉東海道本線/御殿場線/飯田線
〈JR西日本管内〉東海道本線/山陽本線
〈JR四国管内〉予讃線
【牽引客車】
旧型客車、12系・14系一般座席車、24系寝台車のほか、12・14・81系の和式客車(お座敷車)、14・12系欧風客車などのジョイフルトレイン、マニ50、オニ50、高速軌道検測車マヤ34、工臨用貨車など
内容説明
淘汰の波を乗り越えて生き残った歴戦の勇士たちの最後の輝きを追憶する。
目次
前座 国鉄時代最末期のEF58
第1幕 東日本旅客鉄道をゆく
第2幕 東海旅客鉄道をゆく
第3幕 西日本旅客鉄道をゆく(含 四国旅客鉄道)
著者等紹介
所澤秀樹[ショザワヒデキ]
1960年東京都生まれ。日本工業大学卒業。著書:『鉄道会社はややこしい「相互直通運転」の知られざるからくりに迫る!』(第38回交通図書賞受賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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