出版社内容情報
踏切――それは異文化である「鉄道」と「道路」が交わる場所に生まれた、ひとつの“個性”。
小さくて可憐な踏切もあれば、四季折々の花に彩られる踏切、大渋滞を生み出す踏切、はたまた線路数がやたらに多い踏切もあり、意外に(?)見どころがある。
本書はそうした日本全国にあるユニーク踏切の“いま”をまとめた踏切ガイド。絶景踏切“映え”スポットから知られざる珍景踏切まで、魅惑の「踏切ワールド」を堪能していただきたい。
〈目次〉 ※一部のみ掲載
序 魅惑の「踏切ワールド」へようこそ
●Part1 踏切を横切るものは……
●Part2:遮断機バラエティ
●Part3:踏切の「先」にあるもの
●Part4:参道の踏切
●Part5:芸術的踏切
●Part6:都会の中の踏切
●Part7:ナンバーワン&オンリーワン踏切
●Part8:おかしな踏切道
[コラム]
・「踏切」を構成するもの
・踏切の種類
・警報機にも「いろいろ」ある
・踏切の色、色、色
・ユニークな踏切注意標識
・消えゆく踏切、探索はこれからも続く
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
旅するランナー
182
表紙を飾る、名古屋鉄道犬山線布袋~江南の踏切越しの大仏が文字通り目玉です。全国の個性豊かな踏切が盛り沢山。細かいこだわりで見せ付ける、著者の振り切り具合がハンパない。山手線に唯一現存する踏切(田端~駒込)、日本の鉄道線の最高地点は踏切(JR東・小海線野辺山~清里)、電気機関車桃太郎が横切る桃太郎踏切(JR四国・予讃線鬼無~香西)など、そうさ僕らは日本に一つだけの踏切です。2020/08/27
yomineko@ヴィタリにゃん
70
読み友様からのご紹介本です📚まず表紙に驚き笑える(笑)著者は古のパソコン通信Nifty鉄道フォーラムの主であらせられるだけに踏切愛が物凄い✨✨✨表紙は面白いが真面目に解説されていて余計笑ってしまった!バス🚌なのに踏切があったり電車が間近過ぎて怖かったり。一番嫌なのは開かずの踏切でしょう!こんなにも愛される踏切さん達、幸せですね!今度踏切に出会ったらじっくり観察してみようと思います。2023/08/23
えっくん
26
★★★☆☆鉄ちゃんではないですが、図書館返却本コーナーにあった本書に妙に惹かれ借本。全国各地の踏切珍百景をフミキリストの著者が紹介。電鉄は寺社参りのニーズに応じて発展していったことを裏付けるように参道を横切って踏切が設置されてしまったり、表紙カバーのような大仏さんの目に踏切シグナルが重なった写真や、新幹線の線路上にあるはずがない踏切など珍しい光景が満載です。さらに海の見える踏切の情景写真も美しいです。かつて開かずの踏切と言われた線路も今は高架化され、踏切自体が撤去されている箇所も多く貴重な存在のようです。2020/07/31
keith
20
全国のユニークな踏切。通勤に使ってる路線の踏切もあってちょっと嬉しかった。お寺へ行く階段の途中にある踏切には驚きましたが、最後まで見てたらお腹いっぱいなった。2020/09/16
スプリント
11
この手の本は知っている場所が掲載されていると嬉しくなりますね。知っている場所なのに違った風景に見えるのが写真の良いところです。2020/08/15