国鉄の基礎知識―敗戦から解体まで 昭和20年‐昭和62年

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  • サイズ A5判/ページ数 389p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784422240664
  • NDC分類 686.21
  • Cコード C0065

出版社内容情報

輝ける黄金時代から分割民営化まで、国鉄のあゆみを丹念に記述した著者畢生の大作。国鉄のすべてを語り尽くす。写真350点超。

輝ける黄金時代から分割民営化にいたる暗中模索の時代まで、戦後国鉄のあゆみを年ごとに丹念に記述、当時の社会状況をふまえながら、列車・車両はもちろんのこと、ダイヤ改正、事件・事故、労働問題まで国鉄に関わるさまざまな事柄を縦横無尽に語り尽くす。国鉄とともに歩んできたファンから国鉄時代を知らないファンまで、すべての鉄道ファンに謹んで捧げる戦後国鉄史の決定版! 写真・図版350点以上、巻末付録つき。

◆序幕 鉄道黎明期から戦前まで

日本の近代化と国鉄/政治に翻弄された国鉄

◆第1幕 昭和20年代 混乱のトンネルを抜けて

昭和20年 ??終戦?≠サの時も列車は動いていた/昭和21年 憲法が公布されるも続く混乱/昭和22年 国鉄史上最悪の暗黒時代/昭和23年 経済復興の活力となった国鉄の発展/昭和24年 出発進行! 公共企業体「日本国有鉄道」/昭和25年 戦後ダイヤとの決別を図った、運命の1日/昭和26年 占領時代の終わりと鉄道網の拡大/昭和27年 念願の日本人主導による国鉄経営のはじまり/昭和28年 明るい世相と共に、国鉄もひた走る/昭和29年 終わりを告げる1つの時代

◆第2幕 昭和30年代 大いなる飛躍の時代

昭和30年 国鉄黄金時代の幕開け/昭和31年 もはやオンボロではない/昭和32年 相次ぐ新型車両の登場/昭和33年 ついに東京~大阪間の日帰りが可能に/昭和34年 夢の??新幹線?♀ョ成に向かって/昭和35年 戦後15年目の躍進の陰で/昭和36年 特急網が全国に拡大!/昭和37年 大惨事を越えて/昭和38年 新総裁に導かれ前進する国鉄/昭和39年 みんなの夢が東海道を駆け抜けた!

◆第3幕 昭和40年代 高度経済成長の陰で

昭和40年 高度経済成長により出現した新たな問題/昭和41年 輸送力不足の解消をめざす巨大プロジェクト/昭和42年 世界初の昼夜兼行型寝台電車の登場!/昭和43年 「ヨン・サン・トオ」の大改革/昭和44年 国鉄再建へ向けて/昭和45年 万国博覧会の開幕と国鉄の戦略/昭和46年 理想と逆走する国鉄の現実/昭和47年 鉄道開業100周年を迎えて/昭和48年 深刻化する国鉄情勢と公害問題/昭和49年 落日を迎える山陽本線

◆第4幕 昭和50年代 解体へと至るレール

昭和50年 新幹線がついに九州上陸/昭和51年 挫折続きの再建計画/昭和52年 空回りする赤字打開策/昭和53年 国鉄経営における一つの転機/昭和54年 それでも技術は世界1/昭和55年 消えゆく黄金時代の光/昭和56年 国鉄解体へのプロローグ/昭和57年 突きつけられる分割・民営化/昭和58年 正念場を迎えた国鉄/昭和59年 密かに描かれる分割・民営化のシナリオ

◆終幕 昭和60年代 115年目の終点

昭和60年 再建と改革の狭間で苦悩する国鉄/昭和61年 もはや避けられない分割・民営化/昭和62年 その先にも、線路は続く

◆巻末付録
?@国鉄末期の鉄道管理局・総局一覧/?A昭和52年当時の国鉄運転関係業務機関一覧/?B昭和52年当時の国鉄車掌基地一覧/?C特別付録・EF58形電気機関車写真館

◆索引

【著者紹介】
交通史 文化研究家。旅行作家。1960年東京都生まれ。日本工業大学卒業、重電機器設計、貿易事務、広告宣伝等の職を経て、旅と鉄道を中心とした文筆業に専念。神戸市在住。著書:、『汽車旅雑学おもしろノート』(実業之日本社)、『鉄道地図は謎だらけ』『日本の鉄道 乗り換え 乗り継ぎの達人』(以上、光文社新書)、『鉄道の基礎知識』『鉄道手帳[各年版]』(以上、創元社))、『鉄道を愉しむ鈍行の旅』(ベスト新書)など多数。

内容説明

輝ける黄金時代から分割民営化に至る暗中模索の日々まで、国鉄のあゆみを年ごとに徹底解説。画期をなした技術、ダイヤ改正、事件・事故、労働運動など、国鉄時代を総括したファン必読の一冊。写真・図版350点超巻末付録つき。

目次

序幕 鉄道黎明期から昭和戦中まで
第1幕 混乱のトンネルを抜けて―昭和二〇年代(一九四五‐一九五四)
第2幕 大いなる飛躍の時代―昭和三〇年代(一九五五‐一九六四)
第3幕 高度経済成長の陰で―昭和四〇年代(一九六五‐一九七四)
第4幕 解体へと至るレール―昭和五〇年代(一九七五‐一九八四)
終幕 一一五年目の終点―昭和六〇年代(一九八五‐一九八七)
巻末付録

著者等紹介

所澤秀樹[ショザワヒデキ]
交通史・文化研究家。旅行作家。1960年東京都生まれ。重電機器設計、輸出事務、広告宣伝、市場調査、ビデオソフト製作、債権管理、医療事務コンサルタント等の職を経て、旅、鉄道を中心とした文筆稼業に専念(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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シータ

2
国鉄激動の歴史を年単位で振り返れる書籍を探していたので。車両寄りな構成ではあったが、悪者扱いされている国鉄がいかに政治に翻弄されてきたかという点は学ぶことができた。2016/06/17

kozawa

1
これが基礎知識なのかどうかはTLのやさしい鉄分のお兄さんたちに教えていただきたいところだが、昭和20-解体まで1年ずつ概況、技術、ダイヤ色々な面で解説していく国鉄の戦後史というかなんというか。まぁ割と面白くは読みましたよ。2012/07/01

いずみ まこ

1
鉄道に興味を持って、まずは手っ取り早くざっと国鉄の歴史から行こうか…と購入。多々紹介されている車両の形式はよくわからないので、あくまで歴史メインで。政治と深く絡んでいるのはあまり知らなかったけど勉強になったな。これでざーっと軸を通したので、改めて明治の黎明期から鉄道の歴史を追っていきたいな。この本自体は「ざっと国鉄の歴史を」って目的は果たせたので満足、ただし1頁2段組みの300頁越えなので「手っ取り早く」は行かなかったね…。あと、著者の主観も共感できたり出来なかったり…まだ鉄道初心者だからかもしれないけれ2012/01/15

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