個数:
電子版価格
¥1,980
  • 電子版あり
  • ポイントキャンペーン
  • 動画あり

創元ビジュアル教養+α
昔話の民俗学入門―民間伝承の秘密を読み解く

  • 島村 恭則【著】
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • 創元社(2025/11発売)
  • クリスマスポイント2倍キャンペーン(~12/25)
  • ポイント 36pt
  • 出版社からのお取り寄せとなります。
    入荷までにおよそ1~3週間程度かかります。
    ※商品によっては、品切れ等で入手できない場合がございます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷までの期間】
    ■通常、およそ1~3週間程度

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆上記期間よりも日数がかかる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆品切れ・絶版等により入手できない場合がございます。
    ◆品切れ・絶版等の確認に2週間以上かかる場合がございます。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • 店舗受取サービスはご利用いただけません。

    ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
  • サイズ A5判/ページ数 152p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784422230474
  • NDC分類 388.1
  • Cコード C0339

出版社内容情報



「金太郎」は神と巫女の間に生まれた?
昔話の舞台としての「ムラ」とは?
「玉手箱」や「てるてる坊主」の本当の役割とは? 「炭焼き長者の子孫」や「子守歌の悲哀」など。漫画家zinbeiの図解イラストで、昔話や童謡、民話や伝承に隠された、様々な謎を解き明かしていく。
一項目、見開き2ページ完結で読みやすい。


【目次】

●一章 昔話にひそむ深い意味
「昔」とは、いつのことなのか?/昔話は人生を語る/昔話はハレの日に語られる/昔話の語り手とは?/カタリとハナシ/ムラと村/桃太郎はどこからやってきたのか?/霊力と霊魂/「木霊女房」の木霊とは何か?/妖怪の正体は精霊である/河童は妖怪ではない?/河童・ケンムン・キジムナー/ヘビの婿入り/ネズミは「根棲み」?/天人女房と「天」/笠地蔵はなぜ六体なのか?/人間にはスペアの霊魂がある?/玉手箱の正体とは?/日本にもいたシンデレラ
column01 「霊的なもの」たち

●二章 伝説はどのように生まれたのか?
炭焼き長者の子孫/昔話の土着化のパターン/幽霊飴と産女観音/ダイダラボッチと大人弥五郎/「土蜘蛛」の正体とは?/「化粧坂」や「姥石」には巫女がいた/神と巫女の間に生まれた金太郎/女性が担い手だった山岳信仰/おばあさんたちが神を祀る理由/境界で占う/道祖神と兄妹始祖神話/通い婚から始まった昔の結婚/主婦は巫女だった/シャーマンが歴史を作った/平家の落人伝説はどのように生まれたか?/八百比丘尼は、本当に八〇〇歳だったのか/寺はこうしてはじまった/庶民は「墓」を造らなかった?/霊魂のリサイクル/立ち入り禁止の藪は神社の原型?/やちゃ坊は実在した?
column02 生きている神話の世界

●三章 民謡は時代を歌う
「かごめかごめ」は信仰の名残/ケガレを背負うてるてる坊主/子守歌の悲哀/ナニャドヤラの謎/追分節の由来は?/祖霊は馬に乗ってやってくる/芸者とは何か/ノリのいい金毘羅船々/よさこいとソーランが出合った/「安里屋ユンタ」は、どこの唄か?/東京で再創造される地方の踊り/シマ唄は「島の唄」ではない?/商品化して変質した民謡/「ちゃっきり節」と茶摘み唄
column03 民俗学は何を研究するのか?

●四章 現実を映す都市伝説
都市伝説=現代伝説/都市伝説としての「学校の怪談」/池袋というスティグマ/世界中に現れた「消える同乗者」/幽霊トンネルの真相/共同構築されたネット怪談「きさらぎ駅」/「コトリバコ」の作者は誰?/「中島のてっちゃ」と「仙台四郎」/下水道にはワニがいる/「七」不思議の不思議/「さっちゃん」の悲劇はなかった/不安と善意のチェーンメール/因習村が映し出す現代人の農村観
昔話をもっと知るためのブックガイド

内容説明

昔話には、失われた文化の痕跡がある!慣れ親しんできた昔話に潜む、日本文化の古層。土着の世界観を、民俗学が明らかにする。

目次

一章 昔話にひそむ深い意味(「昔」とは、いつのことなのか?;昔話は人生を語る ほか)
二章 伝説はどのように生まれたのか?(炭焼き長者の子孫;昔話の土着化のパターン ほか)
三章 民謡は時代を歌う(「かごめかごめ」は信仰の名残;ケガレを背負うてるてる坊主 ほか)
四章 現実を映す都市伝説(都市伝説=現代伝説;都市伝説としての「学校の怪談」 ほか)

著者等紹介

島村恭則[シマムラタカノリ]
関西学院大学社会学部長、教授。世界民俗学研究センター長。博士(文学)。専門は、現代民俗学、民俗学理論。1967年東京都杉並区生まれ。筑波大学大学院博士課程歴史・人類学研究科単位取得退学

zinbei[ジンベエ]
山形県出身。漫画家、イラストレーターとして活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

イカまりこ

6
併読している小説の中にも昔話や伝説に基づくものが多々あり、昔話は今でも身近なものだと感じる。都市伝説なんて、ごく最近の流行りだと思ったら民俗学の学術用語だったなんて、びっくり。ちょっと格式高く感じたw ホラー作品でよく取り上げられる「かごめかごめ」の歌も民俗学的にはどういった意味のものか書いてあった。大人がやる宗教儀式を子供が真似たものとな。なんか知ってしまうと不気味さが薄れてちょっとガッカリだなぁw でも昔話の意味を考えるのは楽しいので、何が本当か決めつけずに妄想したい!2025/12/20

agtk

3
昔話にフォーカスしてまとめられている。知らなかった、なるほどと思う部分もあったが、感覚的にわかる部分も多い。日本人なら教わらなくてもわかることなのだろう。本自体は読みやすく初心者向けに最適。2025/12/20

りょうさん

1
現代民俗学入門の続編という位置づけの本であり、1度は聞いたことある昔話や伝承を元に話しが進む。ただ事例を紹介するのではなく、著者の考えも少し入っているので前回とは違う目線で読める。もし続編が出るのであるなら島村恭則さんの主観とテーマを絞った本を読んでみたいと思う。2025/12/22

ぱぴぷぺぽ

1
さらさら 読める。文字通り入門書 2025/12/16

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/22918767
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ドワンゴ」にご確認ください。

最近チェックした商品