出版社内容情報
【解説】
イギリスの富裕な名家パストン家には,1422年から1509年まで,数代にわたって家族間で交わされた手紙が残されている。手紙は,中世イギリスの社会を考える上で貴重な証言。
目次
第1章 『パストン家書簡集』
第2章 パストン家の成立過程
第3章 気難しいアグネス
第4章 試練にたえたエリザベス
第5章 一家のヒロイン、マーガレット
第6章 初恋を貫いた長女マージョリー
第7章 パストン家に嫁いだマージョリー・ブルーズ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おのうち みん
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おもしろすぎる。書簡集全文がすごくよみたいなー。パストンダイアリーとかパストンクロニクルとかってタイトルで大河ドラマ作ったら絶対おもしろいと思う。15世紀の女性たち3代のドラマ。バラ戦争時期のイングランド北部で強盗貴族から館を防衛したり、身分違いの恋、浪費家の長男に苦言したり山場に事かかないし、その中で日々の営みに必要な買物の話とか、結局昔の人も今と変わらないなー、というのがすごく共感できる。ぜひBBCで作ってほしいわー。2012/08/16
久美
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中世イギリスの女性が何を考えどう生きていたか。娘と家令との恋愛結婚の話とか、本当に事実は小説より奇なり。2011/08/09
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