- ホーム
- > 和書
- > 文芸
- > ブックガイド
- > 本を出したい人のために
出版社内容情報
ストーリーをつくることと、それを語ることは別物だ。
本書で取りあげるのはナラティブの方法、
つまりプロットを物語としてうまく語る技術である。
作者はすべてのページで最善の方法を選択し、
場面を語らなければならない。
目的にかなった視点と焦点を慎重に選び、
読者や観衆を物語の世界にひきこむ必要がある。
たとえば、語り手は読者との距離をどうとるべきか、
語り手を一人称にするか、あるいは二人称、
三人称にするのかの選択の条件は何か、
ナラティブ・モードとは何か、など
創作はもちろん物語の読解にも
役に立つ情報が満載されている。
本書ではストーリーの語り方を扱うが、
ストーリーとプロットを組み立てて磨く技術については、
好評を博した姉妹編『物語のつむぎ方入門』を
あわせてお読みいただきたい。
目次
ナラティブ状況
だれがストーリーを語るのか?―語り手
だれがストーリーを見ているのか?―焦点化と視点人物
どのようにストーリーが語られるのか?―ナラティブの構造
どの様式が使われているのか?―説明と描写
すべてをまとめてひとつにする
ナラティブの練習問題
著者等紹介
ジョーンズ,エイミー[ジョーンズ,エイミー] [Jones,Amy]
英国サマセットにあるストロード・カレッジで、英国トップレベルのシックス・フォーム(大学進学準備教育)課程の英語科の主任を務め、英語、文学、クリエイティブ・ライティングのほか、ポッドキャストのシナリオ作り、詩、物語論も教えている
山田文[ヤマダフミ]
翻訳者。訳書にキエセ・レイモン『ヘヴィ あるアメリカ人の回想録』(里山社)、ヴィエト・タン・ウェン編『ザ・ディスプレイスト 難民作家18人の自分と家族の物語』(ポプラ社)。共訳書にヨン・アイヴィデ・リンドクヴィスト『ボーダー 二つの世界』、ソフィー・エナフ『パリ警視庁迷宮捜査班 魅惑の南仏殺人ツアー」(いずれも早川書房)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。