出版社内容情報
農村風景を描き、晩年には都市景観などの描写にも取り組んだ、19世紀の印象派の中心的存在、ピサロの生涯を作品と資料満載でつづる。
1830年にデンマーク領アンティル諸島で生まれたカミーユ・ピサロは、フランスで画家としての生涯を送った。主に農村風景を描き、自然の風景や人々の暮らしを豊かな色彩で描いた。8回行われた印象派展のすべてに唯一参加。若手画家との交流も盛んに行い、新印象派の作品を熱心に制作した。また、晩年には都市景観などの描写にも取り組んだ。19世紀の印象派の中心的存在であり続け、印象主義の探求に人生を捧げた巨匠の軌跡。
第1章 アンティル諸島からパリへ
第2章 印象派の冒険
第3章 印象派から新印象派へ
第4章 最後の住居エラニーと最初の成功
第5章 都市シリーズ
資料篇
目次
第1章 アンティル諸島からパリへ
第2章 印象派の冒険
第3章 印象派から新印象派へ
第4章 最後の住居エラニーと最初の成功
第5章 都市シリーズ
資料篇―永遠の印象派
著者等紹介
デュラン=リュエル・スノレール,クレール[デュランリュエルスノレール,クレール] [Durand‐Ruel Snollaerts,Claire]
美術史家。著名な画商ポール・デュラン=リュエルの子孫。20年ほど前から、カミーユ・ピサロの作品の研究と鑑定に従事。数多くの展覧会を企画している
藤田治彦[フジタハルヒコ]
1951年生まれ。大阪市立大学大学院修了。イエール大学、ルーヴェン・カトリック大学等で研究。京都工芸繊維大学を経て、大阪大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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