出版社内容情報
生命の源であり、さまざまな性質を持つ水。写真や科学的な図にくわえて、絵画や想像図など、多角的な視点から「水」を考察する。
身の回りにあふれ、普段は気にもかけない水は、生命誕生の源であり、他の物質にはないさまざまな性質を持っている。本書は写真や科学的な模式図だけではなく、絵画や想像図などを絡めた多角的な視点から解説。また、資源としての水がクローズアップされるにつれ、水の占有などの問題が取りざたされるようになってきた。果たして人類は水を枯渇させることなく、持続可能な社会を構築できるのか、課題となる視点を提供する。
第1章 水の分子
第2章 命の水
第3章 水のコントロール
第4章 水道
第5章 人間、地球、水
内容説明
増加する人類全体に水を供給することは、次世代のおもな課題のひとつである。しかし水不足だけでなく、水資源の管理や、大規模な土木事業による環境への影響も、同じく非常に重要な問題となっている。水の恵みを人類はいかに享受し、水の災いや水をめぐる軋轢をいかに克服してきたのか。水をめぐる話題を幅広く扱いながら、各項目が水面の綾のようにお互いに連関し、水をめぐる人類誌の流れを躍動感と共に描き出している。
目次
第1章 水の分子
第2章 命の水
第3章 水のコントロール
第4章 水道
第5章 人間、地球、水
著者等紹介
マトリコン,ジャン[マトリコン,ジャン] [Matricon,Jean]
パリ第7大学の物理学名誉教授。専門は、凝縮系物理学と感覚生物物理学。シテ科学産業博物館(パリ)で開かれた数多くの展覧会に協力した
沖大幹[オキタイカン]
東京大学生産技術研究所教授、博士(工学)、気象予報士。専門は水文学(すいもんがく)で地球の水循環と水収支、気候変動と世界の水資源、アジアの洪水・渇水リスク管理などを研究。受賞に日本学士院学術奨励賞、日経地球環境技術賞など。気候変動に関する政府間パネル(IPCC)第5次報告書第2作業部会第3章「淡水資源」統括執筆責任者、国土審議会委員等も務める
遠藤ゆかり[エンドウユカリ]
上智大学文学部フランス文学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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futabakouji2
在我壷中
takao
K
すぐる