「知の再発見」双書
水の歴史

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  • サイズ B6判/ページ数 158p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784422212234
  • NDC分類 517
  • Cコード C0322

出版社内容情報

生命の源であり、さまざまな性質を持つ水。写真や科学的な図にくわえて、絵画や想像図など、多角的な視点から「水」を考察する。

身の回りにあふれ、普段は気にもかけない水は、生命誕生の源であり、他の物質にはないさまざまな性質を持っている。本書は写真や科学的な模式図だけではなく、絵画や想像図などを絡めた多角的な視点から解説。また、資源としての水がクローズアップされるにつれ、水の占有などの問題が取りざたされるようになってきた。果たして人類は水を枯渇させることなく、持続可能な社会を構築できるのか、課題となる視点を提供する。

第1章 水の分子
第2章 命の水
第3章 水のコントロール
第4章 水道
第5章 人間、地球、水

内容説明

増加する人類全体に水を供給することは、次世代のおもな課題のひとつである。しかし水不足だけでなく、水資源の管理や、大規模な土木事業による環境への影響も、同じく非常に重要な問題となっている。水の恵みを人類はいかに享受し、水の災いや水をめぐる軋轢をいかに克服してきたのか。水をめぐる話題を幅広く扱いながら、各項目が水面の綾のようにお互いに連関し、水をめぐる人類誌の流れを躍動感と共に描き出している。

目次

第1章 水の分子
第2章 命の水
第3章 水のコントロール
第4章 水道
第5章 人間、地球、水

著者等紹介

マトリコン,ジャン[マトリコン,ジャン] [Matricon,Jean]
パリ第7大学の物理学名誉教授。専門は、凝縮系物理学と感覚生物物理学。シテ科学産業博物館(パリ)で開かれた数多くの展覧会に協力した

沖大幹[オキタイカン]
東京大学生産技術研究所教授、博士(工学)、気象予報士。専門は水文学(すいもんがく)で地球の水循環と水収支、気候変動と世界の水資源、アジアの洪水・渇水リスク管理などを研究。受賞に日本学士院学術奨励賞、日経地球環境技術賞など。気候変動に関する政府間パネル(IPCC)第5次報告書第2作業部会第3章「淡水資源」統括執筆責任者、国土審議会委員等も務める

遠藤ゆかり[エンドウユカリ]
上智大学文学部フランス文学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

futabakouji2

5
水のことを知りたいと思って読んだけど、なんだかイマイチだった。やはり和訳本を最初に読むのは自分的には馴染まないと実感。 水の基礎知識がついてから、再び読もう。2018/12/18

在我壷中

3
『身の回りのあふれていて普段気にも掛けない水。しかし、水無には生命が地球上へ誕生することはなかった』『水の創造』聖書には水が創造される場面は描かれていない。神はただ既に存在していた水を厳かに天上の水と地上の水に分けた。こうして二つの世界へ分かたれた無数の小さい分子が氷、水、水蒸気と性質を変えながら天上と地上の間を行き来する様になった。私はこの本を読みながら孫へ話すのでした。是非、子供へ、子供(小学低学年)向けへ改訂して貰いたいと。孫にも愉しく私の話を聴きながら共に愉しむのでした。2014/05/27

takao

1
2017/01/16

K

1
水という概念の成り立ちから用水・治水の歴史、そして水をめぐる争いが発展しつつある現状からの将来の見通しに至るまで、水にまつわる人類史の本。安全な水を世界一気軽に手に入れられる日本に住んでいるから忘れてしまいそうなことを思い出させてくれる。でも、卑近なところでは水道インフラの老朽化、さらには自然災害の多さや周辺国との不仲を鑑みるに、日本も決して水安泰国ではないわよね…とも考えさせられた。 2015/03/01

すぐる

0
2014/08/29

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