出版社内容情報
【解説】
世に多くのエピソードを提供した,ハプスブルク家史上もっとも美しいといわれる皇妃の生涯を興味深く描く。19世紀後半の激動するヨーロッパ情勢を活写した図版も多数収録。
目次
第1章 放浪する皇后
第2章 皇帝の“一目惚れ”
第3章 皇妃の暗闘
第4章 ハンガリー王妃
第5章 孤独な妖精
第6章 近代の先駆者
1 ~ 1件/全1件
- 評価
K’s本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
151
まるでシンデレラのような感じで、ドラマテックなのでミュージカルや宝塚で演じられるのでしょうね。私もドイツ語の練習でドイツ語版のCdを持っているのですがこの本を読んでやはり民衆の心を奪うほどの美貌で劇的な生涯が心を打つのでしょうね。当時のモノクロの写真などでよくわかります。ナタリー・ポートマンあるいはニコール・キッドマン(ちょっと年をとりすぎですかね)で映画化でもしてくれないですかね。2017/05/12
金吾
21
写真や挿絵が多いのでイメージアップははかりやすいです。激動の時代の背景もわかりなかなか面白いと感じました。2022/10/17
まめねこ
9
当時の資料や写真がカラーで掲載されており、当時のエリザベートの第三者から見た姿が分かり易かった。普通に育てられた少女が王妃になる苦悩だけでなく、色々な規律と人間関係に振り回された波瀾万丈な生活の中で、彼女はどんな思いで生きていたのだろう。詩をかいたり、未来を考えて行動したり、たくさんの葛藤を抱えていたのが見える。自由を求めながら、自分を追い込んでいく姿を見ると、誰かに助けて貰えなかったのかな…と、切なくなった。2017/02/20
マサキチ黒
7
名前しか知識のなかった皇妃エリザベート。一体どの年代の読者をターゲットにしているか理解不能の本でしたが。「美人はお得」から「美人は孤独」、「美人は汚毒」ハプスブルグ家最後の灯、ハンブルクの薔薇。タマにはこんなのも善きかな。2020/05/24
まあやん
7
写真や絵ががたくさんあって楽しく読めた。エリザベートが美しかったことはよく分かった。いろいろな情報がもりだくさんでちょっとまとまりがなかったかも。でもまた違う本で補充すればいい。2019/05/05