出版社内容情報
【解説】
ヨーロッパの多くの探検家たちが「世界地図の中の空白の土地」アフリカへと引き寄せられた。個性的な彼らの活動を通して,異質な文明に出会うことの意味を問い直す。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えふのらん
2
ヨーロッパとアフリカというと奴隷貿易だが、大陸奥地への探検は取引が終わりを迎えた頃にはじまり、むしろ奴隷売買を終わらせる目的があったというのが興味深い。特に軍人などは奴隷の元締めであるスペインを経済的に抑え、自国のヨーマン食わせるのが目的だったらしい。ただ、その原動力は様々で、宣教師は純粋に解放を兼ねたキリスト教の布教のために、探検家はナイル川の源流を探し求めて(地中海に注ぐ川の謎を解くためだったというのがまた面白い)とか色々。2018/06/02
雪野風朗@雪風
1
地図を埋めたい、未踏の地を歩きたい って好奇心には憧れますよね。 それがアフリカの人とヨーロッパの人、 お互いに幸福だったかどうかはわからないけど 時間は巻き戻せないもの名だと思う。 アフリカの様々な絵画や像の写真もいろいろ楽しめました。 2017/10/16
ヨシオ・ペンギン
1
なかなか面白い本だと思うんだけど。。。こんなに感想が少ないのはどうしてだろう。付録の探検家たちの著作抜粋が特に臨場感があってよい。2015/10/05