「知の再発見」双書<br> ローマ・永遠の都―一千年の発掘物語

「知の再発見」双書
ローマ・永遠の都―一千年の発掘物語

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 214p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784422210759
  • NDC分類 232
  • Cコード C0322

出版社内容情報

【解説】
今なおその威容を誇るローマの遺跡。ローマの魅力に取りつかれ,古代ローマの栄光を蘇らせようとした人々の物語でもあり,彼らを熱情の虜としたローマの魅力の物語である。

目次

第1章 ローマ、永遠の都
第2章 人文主義者の時代
第3章 個人のコレクションから美術史へ
第4章 ナポレオンのローマ
第5章 理性の時代
第6章 神話から神話へ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

135
むかしのローマについての話です。いまのローマはあまり雑然として再訪したい気持ちはあまりありませんが、むかしのローマは非常にいいと思います。絵や写真でみていると昔からかなり大きな都市であったということがはっきりわかります。見ているとまた塩野さんの「ローマ人の物語」を再読したくなりました。 2017/04/01

たかみりん

2
ユベール・ロベール展を見に行ったのがきっかけで、あの廃墟の光景がどんな風に形作られたのかが気になって読んでみた。科学的手法に基づいた丁寧な発掘が行われるようになったのはかなり最近になってのことで、偉大な都市の遺跡が時に無邪気に時に暴力的に暴かれ、切り刻まれていく様子がよく分かる。建物や彫像が実際に石灰釜に押し込められて溶かされてたというのは結構ショックですらある。私達が良く知っている遺跡や彫像がどういう風に発見され、どうしてそこに収蔵されてるのかという経緯も言及されているので、見学前に知ってたらより一層楽2012/05/06

platoon

1
ローマ遺跡の破壊と再発見の歴史。再発見の喜びと失ったという事実の悲しみ2013/03/27

ik

1
非常に内容が充実していておもしろいのだけれどすこしレイアウトが見にくくて残念。2011/10/08

おとん707

0
栄華を極めた古代都市ローマがキリスト教の時代を迎えた4世紀以降、異教の排斥と貧困、外からの度重なる侵略、為政者の価値観の相違による遺棄を経て荒廃し、文字通り都市が埋没して以来、今日に至るまで千数百年にわたり都市発掘と再興が試みられたが、その道程が必ずしも今日的意味での保存や保護を意味しなかったことが、時代時代の証言者の言葉と多くの図版で語られている。あまりに多くのものが失われたが、同じことは今でも世界中で起きている。同じ過ちを侵さぬよう、我々現代人も肝に銘じたい。2018/06/10

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/304872
  • ご注意事項

最近チェックした商品