出版社内容情報
【解説】
18世紀以来,探検家たちはうっそうとしげる密林をさまよい歩き,膨大な量のスケッチと写真を残した。様々な謎を解く手がかりとなる図版をたどり,探検史と研究史を解説。
<“マヤ文明”関連書>
『図説 マヤ文字事典』(M・ロンゲーナ著 創元社 ISBN;4422202324)
『古代マヤ文明』(マイケル・D.コウ著 創元社 ISBN;4422202251)
『マヤ文字解読』(マイケル・D.コウ著 創元社 ISBN;442220226X)
『古代マヤ王歴代誌』(S・マーティン/N・グルーベ著 創元社 ISBN;4422215175)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
金吾
21
謎が多いマヤ文明についてコンパクトにまとめられています。写真やスケッチが豊富なためイメージアップしやすいです。パレンケ等行ったことのある場所が出てきますので懐かしさもありました。2022/01/21
蝉の一生
1
マヤ文明に挑んだ人々を通して、マヤ文明にアプローチしており、豊富な図版と相まって、門外漢にとっては、単なる通史よりもドラマがあって楽しめました。登場人物中の白眉は、ワデリック「伯爵」で、84歳の時に17歳の女性と結婚し、一児を儲けたというエネルギッシュな御仁です。112歳で亡くなった理由も派手だったとのこと。人間は、早々に枯れてはいけませんね。2025/06/11
renkon
1
本書の特徴はマヤ文明の考古学そのものではなく、マヤ文明を考古学していったその足跡を辿るというもでのである。 旧政界の人間である征服者・宣教師から始まり、画家と冒険家がマヤを発見する。徐々に暦をはじめとするマヤ文明に意義を見出していった西欧人たちは、マヤ学を発展させていった。 こういったマヤ文明そのものではなく、そこから一歩離れた視点でマヤ学を見ている。随所に写真や絵画が挿入されており、見ているだけでも中央アメリカのロマンが感じられる。2024/02/11
しらこ
1
ロマンありすぎ
なお
0
メキシコ旅行の前に勉強のため。 写真や絵が多く教科書のようでおもしろかった。慌ただしく読んだので、改めてゆっくり読みたい。2017/06/07