パチンコ誕生―シネマの世紀の大衆娯楽

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 458p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784422210131
  • NDC分類 673.9
  • Cコード C0020

出版社内容情報

娯楽の王様パチンコ。そのルーツは意外にも不明な点が多い。団塊世代の著者が15年の歳月をかけ、パチンコの誕生と出自の謎に迫る。

内容説明

スロットマシンとウォールマシンの起源と、日本伝来について紹介し、日本でパチンコがどのようにして誕生したかを、「覗き眼鏡」等々、各種娯楽機械とともに語るものである。

目次

映画とパチンコ
コインマシンの起源
キネトスコープとウォールマシン
パチンコの元の元、バガテール
開国にっぽん
十九世紀後半、イギリスでコインマシンが勃興する
日本におけるコインマシンの勃興
ギャンブル・マシンの起源
一八九九年、バガテールが立った
メリケンジャップと玉ころがし
香具師と、日本特許史上初のドロップ・マシン
日本現存最古のパチンコ台
ブライトン初「透明通信:
ニッケルオデオンとペニー・アーケードとパチンコ屋
敗戦後のパチンコ
日本初のパチンコメーカー
鈴富商会の創業と海外遠征
日本娯楽機製作所と中山工業所
日本製現存最古のウォールマシン
モダン大阪トライアングル
パチンコは日本一の都市、大阪で生まれた

著者等紹介

杉山一夫[スギヤマカズオ]
1950年、横須賀市生まれ。1974年、同市在住の造形作家、若江漢字・治子夫妻に銅版画の手ほどきを受ける。以後独学で内外の国際展に出品。アンダーワールドの女達を描き、1982年、日本版画協会奨励賞受賞。1985年、日本版画協会準会員賞受賞。1991年、ルブリン国際反戦芸術トリエンナーレ(ポーランド)準大賞受賞。大英博物館他に作品収蔵。日本版画協会委員、かながわ版画振興会事務局長を経て、1993年よりパチンコのルーツ解明に挑む。現在、日本版画協会会員、日本美術家連盟会員、銅版画家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ホークス

34
パチンコにハマっていたのは20年以上前なので、のんびり読もうと思ったら甘かった。パチンコの起源を突き止める大変な労作でした。売上30兆円の娯楽の王様は、賭博という以外にも陰を持ち、学術研究が皆無。裕福でもない著者が、あらゆる犠牲を払って調査した結果は興味深いものではあった。欧米のマシンからの変容を理解するには、まずその時代(昭和30年以前)を感じる必要がある。それにしても時間の壁、賭博に対する壁がとても高く、その分寄り道は多かった。賭博は一攫千金や功名を求める業病。賭博の顔をしていない事も多いと思う。2019/08/18

メルセ・ひすい

1
まさにこれはパチンコの歴史! 真のパチキチ! 開国から・・・2009/04/10

三田郎

0
軍艦行進曲をパチ屋で流し始めたきっかけは戦後ホールでイキってる米兵&パンパンたちへの遠回しな嫌がらせのためだったとな……2024/09/14

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/305536
  • ご注意事項

最近チェックした商品