内容説明
乱世を駆けぬけ、若くして謎の死を遂げた武将蒲生氏郷。文武にすぐれ、また利休七哲に数えられるほどの茶人といわれながら、以外に知られていないその素顔に迫る。歴史ファン必読の書。
目次
１ 湖国に芳し栴檀の花
２ 豊饒の伊勢路に初陣
３ 戦雲金鼓の夢、松坂城
４ 会津はるかに春の山風
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
umeko
6
タイトルと冒頭の熱のこもった文章の割に「氏郷」が薄め。2020/12/08
BIN
2
豊臣秀吉政権下で第3位の石高を誇る大大名となった蒲生氏郷の史伝に著者の主観が足された感じの作品。同じ近江出身で伊勢の大名でもあった藤堂高虎と比較しながら書かれたりするのは目新しい。それ以外は基本的に平凡ではあるものの著者が津出身ということもあり伊勢については大分詳しく書かれている。蒲生の両輪と謳われたらしい関氏と田丸氏について本書ほど詳しいのは今のところ知らない。2016/02/02
