図説 文字の起源と歴史―ヒエログリフ、アルファベット、漢字

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 277p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784422202358
  • NDC分類 801.1
  • Cコード C1522

出版社内容情報

【内容紹介】
世界ではたくさんの種類の文字が使われている。すでに使われなくなったものもあれば、アルファベットのように隆盛を極めているものもある。そんなたくさんの文字の中から、楔形文字、エジプトのヒエログリフ、線文字B、マヤ文字、アルファベット、漢字、かな、現代の絵文字など代表的な文字を取り上げて、その起源と歴史、特徴を解説し、文字の人類史における役割を考える文字の文化史。豊富な図版とエピソードを満載した文字学の入門書。

【目次】
第1章 ロゼッタストーンを解読する
第2章 音声、記号、そして文字
第3章 原文字
第4章 楔形文字
第5章 エジプトのヒエログリフ
第6章 線文字B 
第7章 マヤ文字
第8章 未解読の文字
第9章 最初のアルファベット
第10章 古いアルファベットから新しいアルファベットへ
第11章 中国の文字
第12章 日本の文字
第13章 ヒエログリフからアルファベットへ、そして・・・

【著者略歴】
アンドルー・ロビンソン
イートン校キングズスカラー奨学生。同校のギリシア語文法校長賞を受賞。オックスフォード大学とロンドン大学東洋アフリカ研究所より学位を受ける。現在はタイムズ紙ハイヤー・エデュケーション・サプルメント(教育関連特集版)の文学部編集主幹。古代文字、地球環境に関する著書があり、The Shape of the World: The Mapping and Discovery of Ehe earth はテレビの連続特集番組となって全世界で放映された。邦訳書に『線文字Bを解読した男』(創元社)

内容説明

人類最古の文字である楔形文字やヒエログリフ、ルーン文字、線文字B、アルファベット、マヤ文字、漢字、ハングル文字、かな文字のほか、未来の文字、未だ解読されていない文字、無文字社会についても言及、不思議、謎、魅力に溢れる文字の世界の物語。サイエンティフィック・アメリカン誌「青少年読者賞」受賞。

目次

1 文字のしくみ(ロゼッタストーンを解読する;音声、記号、そして文字;始原文字)
2 失われた文字(楔形文字;エジプトのヒエログリフ;線文字B ほか)
3 今日の文字(最初のアルファベット;古いアルファベットから新しいアルファベットへ;中国の文字 ほか)

著者等紹介

ロビンソン,アンドルー[ロビンソン,アンドルー][Robinson,Andrew]
イートン校キングズスカラー奨学生。同校のギリシア語文法校長賞を受賞。オックスフォード大学とロンドン大学東洋アフリカ研究所より学位を受ける。現在はタイムズ紙ハイヤー・エデュケーション・サプルメント(教育関連特集版)の文学部編集主幹。『図説 文字の起源と歴史―ヒエログリフ、アルファベット、漢字』サイエンティフィック・アメリカン誌「青少年読者賞」受賞

片山陽子[カタヤマヨウコ]
御茶の水女子大学文教育学部卒。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

absinthe

95
残念ながらヨーロッパの文字が中心であるが、それでも世界を網羅しようと頑張る姿勢にはエールを送りたい。文字について様々な観点から解説。現代の文字ばかりでなく古代の文字から解説される。日本の新聞の紙面を紹介し、英字ひらがなカタカナ漢字、アラビア数字に漢数字が混在することを解説し世界で最も複雑な表記体系だと驚嘆している。表意文字、表音文字という区別は今では使われず、今ではせいぜい表意的、表音的と分けるそうだ。そういうことは初めて知った。

Mentyu

2
全く未解読の文字よりも、既知の文字でつづられている未知の言語の方が気持ち悪さが残るのだ。2023/10/18

Mentyu

1
文字とは何かという話に始まり、記号やキープなどから現役のアルファベットや漢字まで文字に関する歴史を詰め込んだ本。ヒエログリフや線文字Bなどの解読過程についてもかなりページをさいている。読んでいておもしろいと思ったのは、楔形文字始め、多くの文字は「数の記録や目録」という業務的な所から始まったということ。となると卜占の目印から始まった漢字は異色な存在なのだろうか。現代でも漢字という表意文字を大切に用いる文化が残っているのはこういう所で心理的なつながりがあるのだろうかとも考えてしまった。2013/03/29

親橋白金(実は加藤國康)

0
字の中心地は西アジアと南アジア。ヨーロッパは字に関しては辺境。という公正な史観がまだ不十分。普遍的な文字史への道はまだ遠い。2009/02/11

スイカマル

0
2019/08/27

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/103743
  • ご注意事項