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史料で読む庶民の暮らし
幕末女性の生活―日記に見るリアルな日常 史料で読む庶民の暮らし

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  • サイズ B40判/ページ数 240p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784422201849
  • NDC分類 384.6
  • Cコード C0021

出版社内容情報



幕末の暮らしを女性自身が書き残した日記から読み解く、歴史学入門書。ご近所との付き合い、飼い猫の一生、妊娠と出産、伝染病への対処、年中行事など、史料は高校までに学ぶ幕末の事件史とは全然違った細やかで豊かな世界を我々に見せてくれるだろう。用いるのは、滝沢馬琴の息子に嫁いだ路(みち)の日記、和歌山城下の質屋に嫁いだ峯(みね)の日記、和歌山藩藩校の助教の娘小梅の日記、河内国古市の商家の娘サクの日記である。

内容説明

女性の日記から、昔の暮らしの詳細が分かる。男性主体の「激動の幕末」とは異なる、身近な庶民の生活史。

目次

はじめに―近世女性の日記から
第一章 一年―季節と年中行事(正月と節分;ひな祭り;端午の節句;盆行事;誕生日;季節の移ろい)
第二章 日々の暮らしとなりわい(食と宴;猫の生涯;江戸時代の金魚飼育;あきない;贈答と貸し借り;ご近所さん;縫い物)
第三章 事件と災害(大塩平八郎の乱;黒船の来航;火事は怖い;安政大地震;ええじゃないか)
第四章 家族と女性の一生(家族の病と死;婿養子と婚礼;妊娠と出産;疱瘡)
おわりに―路、最期の日

著者等紹介

村上紀夫[ムラカミノリオ]
1970年愛媛県今治市生まれ。大谷大学大学院文学研究科博士後期課程中退、博士(文学・奈良大学)。現在、奈良大学文学部史学科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ここぽぽ

19
江戸時代の女性が全面に出てくることがあまりないので、新鮮だった。女性なりの苦労と日々の営み。楽しみや行事に即した丁寧な日常。人々の営みがリアルにわかって、面白かった。猫や金魚をかわいがったり。台所仕事が今より、戦場だったんだと思う。工夫と知恵があって良かったです。2025/05/30

薩摩隼人

1
■日本経済新聞書評2025.04.26掲載本■この書籍に登場する四人の女性のひとり『サク』の、十八歳で実家商家の店主跡取りになった日記は、まるで朝ドラの原作のようなドラマチックな内容でした。商品の仕入・販売、地主としての米の徴収、修好通商条約を端に発した銀札相場の風聞情報からの売り買い奔走、、、■奈良大学文学部教授の著書ですが、大学の生徒たちと同年代サクの『サク女日記』を講義で扱ったら、受講生が面白がった、という本書執筆の着想も面白いですね。2025/06/15

じょーもん

1
江戸時代の普通の女性の日記。電化製品もなく、今の時代から考えたら、家事ひとつをとっても、大変だったろうと思うけれど、それは今の世の中の人が思うだけで、彼女たちにしたらそれが当たり前なので、家事が大変なんてひとつも書いてない。行事や隣近所、人との付き合いを大切に暮らしていたことがよくわかった。2025/06/10

Go Extreme

1
日記に見るリアルな日常 歴史の表舞台には現れにくかった庶民 日々の出来事と社会の習俗 よもぎ餅作り 浴衣の仕立て 漬物の作業 武士の娘が裁縫技術を習得 季節の変わり目としての認識 親族や関係者を招いて盛大に祝う 提灯に家紋を紅で摺る 先祖の霊を送る 病気の子供の看病 親密な付き合いと噂話 銀札の価値下落に対する危機感 桜田門外の変 大塩平八郎の乱 ペリー来航と日米和親条約 安政の大地震 噂話の広がり 当時の社会や文化を知るための史料 男性中心の歴史記述に対する女性史の重要性 史料を読み解く面白さと難しさ2025/04/12

今村623

0
元ネタは、幕末の女性の書いた複数の日記。同時代だがそれぞれの家は無関係なので、一冊にまとめるとやや混乱する。とは言え、日々の食事、行事食、病気の看病、火事の対応、地震の記録、お見合い、養子の話、金魚ブーム、猫の話と、具体的エピソードが豊富。近所の人なのにこどもの看病の交代で泊まり込みって、距離感近い。お赤飯を3升炊いて近所に配るって、それもう炊き出しでしょ?孤独じゃないけど、プライバシーは無かったかも。2025/05/26

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